木工について学修(インテリアデザイン論)

11月12日(火)2講時「インテリアデザイン論」のゲストスピーカーとして黒田工房・代表取締役臼井浩明氏をお迎えし、日本の住空間や木工技術について話を伺いました。臼井先生は受注生産による木工製作や文化財の修復に携わっておられ、日本の住空間の構成要素である襖や屏風の修復過程や木組み技術を映像とともに解説いただきました。また木工製作で使われる工具について実演しながら解説いただき、近年の作品についても紹介いただきました。さらに、木片に触れて重さや香りを比べ、木の性質の違いを体感しました。
学生の感想
「畳や襖の規格が一定だったことから家内で移動して使えたり、建具を家財として引越ししていたことに驚いた。」
「釘や接着剤を使わずに木材を加工し組み合わせていく組子の技法に圧倒された。」
「経年美化」という言葉にとても関心を持った。経年劣化はよく耳にするが、年が経つほどに美しくなれる木は大変魅力的だと今回の講義を通して学んだ。」
「実際にカンナで削ったヒノキに触れて色や質感を感じ取ることができた。なにより匂いが特徴的で忘れられない。」
木の魅力と可能性を再認識する時間となりました。


