京町家のリノベーション手法を学んできました(住居計画研究室/卒業論文)

2022/09/26

台風一過の9月21日(水)に住居計画研究室4年生が京都市西陣地域を散策し、京町家を活用したSOHO<small office home office>支援複合施設を見学し、施設内の工房でガラス工芸を体験しました。

本施設は築90年余りの京町家をリノベーションしたもので、もともとは学生寮として使われていました。しばらく空き家でしたが、「ものづくり」をするアーティスト・職人のためのSOHO支援複合施設として生まれ変わり、アトリエや教室、ショップやギャラリーが入居しています。

通り庭や中庭、タイル張りの流し台、おくどさんといった京町家特有の空間エレメントを活かした店舗を内覧し、店舗オーナーらが手入れして京町家を維持・継承する再生手法を学ぶことができました。

4年生は現在、卒業論文作成の真っ只中にあり、多くが既存建造物のリノベーションや店舗デザインの提案をテーマに研究・制作に励んでいます。今回のフィールドワークでの学びを活かし、卒業論文で4年間の学びの成果を発揮することを期待しています。

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