徳島県上勝町にてゼロ・ウエイストを学んできました(環境計画学研究室/卒業論文)

2022/09/21

9/5(月)から1泊2日の日程で、環境計画学研究室4回生2名が徳島県上勝町にてゼミ合宿を行い、ゼロ・ウエイストについて学んできました。

今回は卒業研究の調査の一環として、ごみ分別や環境負荷への対応をいち早く行い、日本で最初にゼロ・ウエイストを宣言した上勝町の取り組みと現状を学んできました。

1日目には上勝町で取り組まれてきたまちづくり全般の施策や町民コミュニティの実態について把握しました。上勝町は中山間地域であり、これまで葉っぱビジネスの取り組みや移住者が増加し続けているという点でも注目されています。そのため、まず、まちづくり全般についてお話をうかがったうえで、今回の主目的である上勝町で実施されているごみの45分別について、ゼロ・ウエイストセンターにて学びました。

今回のゼミ合宿で宿泊したゼロ・ウエイストセンター内にあるホテルWHYでは、チェックイン時に使用する石鹸の量を一部屋ごとに考えて計り渡しされたり、お茶やコーヒーなども飲む量を考えて、それに応じた計り渡しがされるなど、少しでもごみを出さない取り組みが行われていました。またチェックアウト時には、自分たちが出したごみを町民と同じ分別方法で実際に出してみるごみ分別体験が行われ、環境に負担をかけない生活の仕方を考える機会となりました。

2日目には上勝町がゼロ・ウエイスト宣言を行うに至った経緯や町民によるごみ分別への取り組み実態、ゼロ・ウエイスト認証についてなど、学生からの質疑にもこたえていただきながら、ゼロ・ウエイストの詳細について学ぶことができました。

今回、限られた時間の中ではありましたが、実際に話を聞き体験することで、環境負荷への取り組みの必要性を再認識できました。また、上勝町のまちづくり全般におけるコミュニティや少子高齢化における取り組みなどの実態を把握したことで、改めて地域コミュニティやまちづくりの今後のあり方について、検討する必要性を認識することができました。

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