人間生活学科 フィールドワーク〈保津川・生命倫理学〉

2021/12/10

過日(2021年11月12日〈金〉)、生命倫理学研究室のゼミ生と、水運の歴史の源でもある保津川の自然と真向かう時を与えられました。

「自然に身を投じてごらんなさい」(養老孟司)との言葉に呼び出され、秋晴れの中、トロッコ列車の振動や川の流れに身を委ね、人間の合理に基づく発想を再検証しました。自然の雄大さと美しさを通し、合理的世界観の中で失われつつある「いのち息吹」を再発見する機会を与えられました。

激流の中での、船頭さんたちの櫂さばき、さらにユーモアに溢れたトークは船旅に彩りを与えていました。さらに、「船上コンビニ」という非日常的な出会いの場も魅力あふれる一コマでした。

ポスター発表を終え、卒業論文提出を目前に控え、自らに閉塞した発想に疑義を抱き、「生命(いのち)」への思索を深めました。各人の論文執筆の旅路が洞察に富み、実り多きものであることを願ってやみません。

※記念写真のため、マスクを外して撮影している画像もあります。

211112_life_report1.jpg

トロッコ列車

211112_life_report2.jpg

保津川船上