ユニバーサルデザイン演習（生活科学部人間生活学科3年）の中で、視覚障がいの有無によらず利用できる触図筆ペンを用いて製作した作品「ステンドグラス風アクリルプレートアート作品展～共生社会の実現に向けて」の展示会を行っています。

2022年度秋学期に製作した個性豊かな作品の一部を今出川キャンパス楽真館1階ラーニングコモンズに展示しています。会期は2022年11月28日(月)から12月2日(金)までです。

この演習で用いた触図筆ペンは、本学教員が視覚障がい児者の教育に携わる学校の教員や視覚障がい児の要望に基づいて民間企業と共同で開発した「絵を描くことができる用具（視覚障がいの有無によらず利用できる蜜ろう吐出型の筆記具）」です。ペン先から吐出される蜜ろうは、盛り上がった線を形成することができるため、触れて楽しむことができます。視覚障がい児者も触察することができるという特徴があります。

受講生は、演習を通して、こうした機器の開発の必要性を理解し、楽しみながら作品製作、発表、共生社会の実現に向けた触図筆ペンを活用したワークショップ案の企画立案に取り組みました。多くの方にご高覧いただけますと幸いです。