現代こども学科 学科講演会 「出汁こそ基本 ーUmamiを知る・味わう・身につけるー」

2018/08/01

現代こども学科では、「想像力と創造力」で未来社会をデザインする力の涵養をめざしています。そのためには「本物・基本」理解は必要不可欠であると考え、子ども・大人など人間理解に加え、「食・いただくこと」を理解することも重要と考えています。

そこで、安土桃山時代から続く「山ばな平八茶屋・21代目主人の園部晋吾さん」をお招きし、講演会を開催しました。日本料理の基礎基本である出汁の講義・実演・テイスティングを通して、本者/本物に触れ、学び、味わい、感動した2時間でした。

出汁から抽出されるUmami(うま味)は日本人が昆布から発見し、「甘味・酸味・塩味・苦味」に続く第5番目の味として、1985年に国際的学術用語に位置づけられています。世界の様々な食べ物にUmamiは含まれていますが、日本の昆布や鰹節を用いた出汁は、日本料理の基礎であり、同時に様々な食のデザインを創造する礎であることを学びました。