人間生活学科フィールドワーク<織物産地 尾州>

2017/09/22

 被服学研究室では、フィールドワークとして3,4回生20名で日本を代表する織物産地である尾州を訪れました。

 昔ながらのションヘル織機で高級織物を織る葛利毛織工業さんや布の仕上げ段階の染色整理を行う三星染整さんなど、なかなか見ることのできない織の現場を見学しました。また、テキスタイルマテリアルセンターでは、約10万点の素材展示の中からサンプルを自由に手にとって拝見したり、有名デザイナーの手がけたコレクション作品を試着して写真を撮ったりして貴重な体験を楽しみました。さらに、織物業界の第一線でご活躍されている足立氏や岩田氏に特別セミナーをしていただき、両氏の素敵なテキスタイル作品を紹介いただきながら、デザインやものづくりに関するとても興味深いお話をうかがいました。
 シャネルやイッセイミヤケから進撃の巨人まで、憧れの衣服で使われた布が次々と提示され、ワクワクしながら見て、触れて、体感しました。1日では時間が足りないような盛り沢山の内容の充実したフィールドワークとなりました。

 日本の織物の素晴らしさやものづくりの面白さを認識し、また、良いものを見る目を養いたいという熱い思いを抱いて帰路につきました。