ANAグループと本学の連携協力に関する包括協定のもと、3日間におよぶセミナーをグループ各社の協力により実施しました。

[1日目]
本学京田辺キャンパス（T352教室）において、ホスピタリティ産業、空港の仕事と航空知識、社会人・会社訪問時のマナー、訪問先企業の基礎知識、身だしなみなどについて講義・演習を行いました。

[2日目]
午前中、ANAセールス株式会社において、全体の会社説明を受けた後、学生とも年齢が近い新入社員の方から業務内容について説明を受けました。その後、専用端末を使った国際線チケット予約入力実習および質疑応答を行いました。
午後からは、ANAクラウンプラザホテルにおいて、株式会社ANA総合研究所の講師3名との懇談の場を設け、講師の経験に基づく貴重な意見交換が行われました。次に、ホテル内の施設見学を行いました。チェックインカウンターの裏側、宴会会場のセッティングや食事の準備、キッチン内のバックヤードなど、普段見ることのできない場所を見学することができました。その後、ホテルにおけるホスピタリティについて質疑応答をおこないました。夕食はテーブルマナーの講習を受けながらフレンチのフルコースを頂きました。

[3日目]
大阪国際空港（伊丹空港）において見学を行いました。
午前中は、空港全体の機能説明を受けたうえでAMC（ANA MANAGEMENT CENTER）及びANA WINGS客室、旅客サービス部、旅客ロビーの見学を行いました。
午後からは、大阪国際空港に隣接するANAベースメンテナンステクニクス株式会社において、機体の整備業務の説明を受けました。

今回のセミナーを通して、学生たちからは、「どの会社も利用客のことを一番に考え、それぞれの社員が自社に誇りを持ち、やりがいを追い求めながら仕事をされている熱意を間近で実感することができ非常に満足した」「利用客である私たちからの目には見えない空港の外で働く方たちに直接お話しを伺うことができ、今まで以上に航空に関する仕事に理解を深めることができた」「社員自身の体験に基づいたアドバイスをいただき、自分の将来のビジョンも細かくイメージすることができ、今のうちにしておくべきことを具体的に知る事ができた」「知識の面だけでなく、女性らしさを求められる職業のセミナーだからこそ、女性としての身だしなみやマナーについて学ぶことができた」などの感想が寄せられ、充実した3日間となった。