2015年度公開講演会「近代日本の身装文化 -- 身装デジタルアーカイブ構築の観点から」

2015/08/05

2015年度の人間生活学公開講演会が、7月29日(水)にS013教室で開催されました。

国立民族学博物館の外来研究員、髙橋晴子先生を講師にお招きし「近代日本の身装文化 — 身装デジタルアーカイブ構築の観点から」と題してご講演いただき、人間生活学科の学生を中心に約200名が聴講しました。

国立民族学博物館のデジタルアーカイブにおさめられた膨大な量の情報は、髙橋先生らの研究チームの手によって「服装・身装文化資料データベース」としてデータベース化されたことで誰もがアクセスできるようになりました。ご講演では、近代から現代までの日本の身装文化の流れを辿りながら、製作者の立場から「服装・身装文化資料データベース」の内容や考え方ついてわかりやすくご解説いただきました。また、写真や絵画、挿絵などに登場する女性の服装や髪型からいかに当時の人々の生活や世相、社会を読み解くことができるか、その情報の読み取り方や分析の方法などをさまざまな事例からご紹介いただきました。

聴講した学生には、自ら調べて発見するためのツールとして、レポートや卒業研究など今後の学習のさまざまな場面でデータベースの活用が期待されます。