【卒業⽣の活躍】 陶芸家・SHOWKO さんが⼤阪・関⻄万博「EXPO KYOTO MEETING」に登壇

4⽉23⽇に⼤阪・夢洲の万博会場において、京都の豊かな魅⼒やこれからの世界、⼈類、地球の在り⽅について、京都から世界へ「問い」を発信する5つのトークセッションと、伝統芸能から⾼校⽣、⼤学⽣のユース世代まで、1000年の時間軸でのパフォーマンスを披露するイベント「EXPO KYOTO MEETING〜和のこころと地球の未来〜」が開催されました。
本学卒業⽣で、陶芸家であり陶芸ブランド「SIONE(シオネ)」を展開するSHOWKOさん(株式会社スプリングショウ代表取締役)は、トークセッション「ファッションと伝統の未来」にご登壇。ご⾃⾝の創作活動や哲学に基づいて、⼯芸とファッション、サステナビリティ、⽂化の継承についてご⾃⾝の思いを語られました。
SHOWKOさんは、ファッションを「多くの⼈にメッセージを届ける⼿段」、⼯芸を「時代を超えて残る持続性ある表現」と位置づけ、その融合が新たな表現や価値観の創出につながる可能性を語られました。また、⽇本の伝統技術「⾦継ぎ」に対する世界からの関⼼を通じて、「再⽣」や「直すことの美しさ」が今、国際的に注⽬されていることを紹介されました。さらに、「写し」という焼き物の世界の概念に触れ、単なる模倣ではなく、本質を理解し、感動の背景にある哲学を掘り下げることの⼤切さを強調。表⾯的なデザインではなく、感性と問いから⽣まれる“本当の美”が、これからの創作に求められる姿であると⼒強く語られました。
SHOWKOさんの⾔葉のひとつひとつには、伝統を尊重しながらも未来に向けて新たな価値を創造していく意志が込められており、本学の卒業⽣として誇らしい姿を⾒せてくださいました。




SHOWKOプロフィール
株式会社スプリングショウ代表取締役、陶芸家
京都で330年続く茶陶の窯元「真葛焼」に⽣まれる。2009年「読む器」をコンセプトにした陶磁器ブランドSIONE(シオネ)を⽴ち上げ⼯房を法⼈化。銀閣寺の近くに直営店をオープンし、活躍の幅を世界に広げている。
短期大学部
日本語日本文学科2001年卒