けいはんな学研都市7大学連携 「市民公開講座2024」を開催
日 時:2024年9月6日(金)16:05~17:20
場 所:国立国会図書館 関西館大会議室(京都府相楽郡精華町)
本講座は、本学を含むけいはんな学研都市エリアに立地する7大学及び国立国会図書館関西館が市民向けに3週連続で開催するものです。今年で24回目を迎え、今回は『けいはんな発「ウェルビーイング」「サイエンス&テーマ」』をキーワードとして開催されました。
本学からは土井幸輝生活科学部人間生活学科教授が『共生社会の実現をめざしたユニバーサルデザイン~利用者・支援者と連携した実践的研究の事例の紹介~』と題して講演を行い、約100名の参加者が耳を傾けました。
講演では、日常生活の中で特別なニーズを有する方、特に視覚障がい者の行動上の制約について具体的な事例を基に説明されました。人間工学に基づいた白杖の開発や空間情報を示す触知案内図の開発等、土井教授が民間企業や研究機関、福祉機関と連携して行ってきた研究活動を取り上げ、視覚障がい者が安心して生活していくためには、利用者と研究者、関係者とのコミュニケーションを大切にし、製品設計の段階からより多くの人々が利用できるように配慮された製品デザインが必要であると述べられました。