女性アクティベーションプログラム特別企画を開催

1月15日(水)に京田辺キャンパスで、女性アクティベーションプログラム特別企画を開催しました。
この特別企画は、女性アクティベーションプログラムが2024年度より始まったことを記念したもので、国際教養学科のMaria Lucia CORREA准教授に『小泉八雲の「雪女」を巡って−近代から見た伝統と女性』と題してご講演いただき、学生・教職員23名が参加しました。
口伝えで広まった「雪女」と小泉八雲によって文学作品として定着した「雪女」の違いや当時の時代背景、小泉八雲の生い立ち等についてのお話があり、文学の視点から「女性性」について考える非常に貴重な時間となりました。また、講演の中で、「なぜ雪女は巳之吉を殺さなかったのか」等といった講師からの問いかけについて参加者同士で話す時間もあり、積極的に意見交換をする様子が見られました。「雪女は巳之吉に恋心を抱いたのかもしれない」「雪女は妖怪ではなく人間だったのかもしれない」「すべては巳之吉の夢の話なのかもしれない」等、一人で物語を読んでいるだけでは思いつかないような意見が出されていました。
参加者からは「女性がどのような生き物なのかについて物語からという新たな視点で考えたことが興味深かった」「文学を通じてジェンダーに触れることができ新しい発見がありました」「ディスカッションが楽しかった」等、様々な感想が寄せられました。
