第10回 同志社女子大学薬学部 卒後教育講演会

2019/02/15

2月3日(日)、薬学部卒後教育講演会を京田辺キャンパスで開催しました。

 

第1部は、「乳がん幹細胞って何?〜その変幻自在なふるまい〜」と題して、髙橋 玲先生(本学大学大学院薬学研究科/薬学部医療薬学科・教授 医学博士・病理専門医・細胞診専門医・臨床検査専門医)にお話しいただきました。医師としての抱負な経験に基づき、医療現場での乳がんの画像診断や病理診断について、実際の画像を用いて詳しくご説明いただきました。
また、最先端のゲノム医療や女王バチの集団構成力に例えたがん発生のメカニズム等を大変分かりやすくご紹介いただきました。

 

第2部は、「ライフスキルとしての女性医療~エストロゲンとうまくつきあう~」と題して、池田 裕美枝氏(NPO法人女性医療ネットワーク 副理事長 産婦人科医)にお話しいただきました。晩婚化や少子化が進み、生涯の月経回数が大幅に増加した現代女性が直面する月経付随症状による労働損失や、閉経後の健康問題についてご講演いただきました。女性の健康特性について理解し対策を講じることは、決して女性だけの問題ではなく、社会全体の持続性に貢献する課題であると纏められました。

 

本講演は、薬学部の卒業生・在学生・教員にとどまらず、一般の方を含む約60名の方に参加いただき、講演は盛会のうちに終了しました。

 

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