寒梅の植樹式を今出川キャンパスで実施しました

2023/01/20

2023年1月19日(木)

 

2021年度栄光会卒業記念募金による寒紅梅植樹式を行いました。

当募金事業は昨年、栄光会(ご父母の会)の卒業年次役員の皆様が発起人となり、ご息女が本学で学んだ証を何か大学に残すことはできないかと活動いただいたものです。

この活動に対し100名以上の卒業年次ご父母の皆様から賛同をいただきました。大学にもご相談をいただき、当募金を財源として創立者にゆかりの深い紅寒梅を植樹することが決定しました。

植樹式では福島宗教主任による聖書朗読・祈祷、栄光会元会長(当募金発起人代表)によるご挨拶、小﨑学長による御礼等の後、梅の樹の根元に参加者が鍬入れをしていきました。

同志社の創立者新島襄は、本格的な春を前に厳しい環境の中で咲く寒梅を愛し「真理似寒梅 敢侵風雪開(真理は寒梅のごとし敢えて風雪を侵して開く)」と漢詩を詠みました。1888年(明治21年)、新島が没する2年前の45歳の頃、教え子の学生深井英五に書いて与えたものとされます。
様々な抵抗に遭いながらも私立学校創設へと邁進する新島の情熱と風雪に耐え雪を戴き咲く寒梅の強さが重なります。これはまた、大学生活の半分以上をコロナ禍に過ごしながら、それでも歩みを止めることなく学び続けた2021年度卒業生にも通じるものがあるのかもしれません。寒梅の詩は真理とは何か、現代を生きる私達にも示唆を与えてくれます。

今回植樹された梅の品種名は八重寒紅梅(ヤエカンコウバイ)で、今出川キャンパスジェームズ館北東隅敷地に植樹されています。寒さの厳しいこの時期の植樹が適当とされ、既に少し花が咲いていますが1月下旬が開花時期とのことです。偶然にも新島が没した神奈川県産の樹を運搬し植樹しています。

 

※撮影時のみマスクを外しています

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