今出川図書館
リニューアル

知の空間を、
より心地よく、
より美しく。

LIBRARY RENEWAL

歴史と未来が響き合う、新たな知の空間へ

2026年に迎える創立150周年の記念事業の一環として、今出川図書館をリニューアルします。
今出川キャンパスの歴史ある景観を大切にしながら、
現代の学修環境にふさわしい機能性と快適性を備えた新しい図書館空間を創出します。
本学のスローガン「Always rising to a new challenge-いつの時代も、新しきを生きる。」を可視化し、
キャンパス全体の魅力向上につなげ、本学に関わるすべての人にとって親しまれる場となることを目指します。
今回のリニューアルでは、建物構造や外観の持つ歴史的価値を尊重しつつ、3つの視点で、
学びの場としての魅力をさらに高めます。

  • 01

    歴史と調和したキャンパス景観

    国の登録有形文化財である栄光館・ジェームズ館と調和する景観を整え、「同志社女子大学らしさ」を大切にした前庭やアプローチを再設計。
    学生・卒業生・教職員にとって、記憶に残る場所として再生します。

  • 02

    快適でひらかれた空間づくり

    地下空間でありながら自然光を取り入れた明るい閲覧室やギャラリーを整備。
    アクセス動線も見直し、誰もが使いやすく、心地よい学修空間を創出します。

  • 03

    未来を見据えた機能強化

    内外装を全面的に更新し、バリアフリーにも配慮したトイレの改修やエレベーターを増設。
    集密書架の導入で収容能力を向上させ、蔵書スペースを効率化します。

RENEWAL
PERSPECTIVE

 

MESSAGE

同志社女子大学は、2026年に創立150周年を迎えます。本学では創立150周年記念事業の一環として、同志社女子大学図書館(今出川キャンパス)の改修工事を実施することになりました。

今出川図書館は、1977年の開館以来、学問を探究する学生や教員、そして知的探求を続けたいと願う卒業生にとって、豊かな知に触れる拠点として親しまれてきました。しかし、開館から約50年が経過し、今の時代にふさわしい機能と環境が求められるようになりました。

今回の改修では、新しい時代の学びに応える図書館へと生まれ変わることを目指します。快適で居心地の良い空間で、利用者一人ひとりが主体的に学び、創造力を高める場となるよう、様々な工夫を取り入れる予定です。

情報技術が進化し、誰もが簡単に情報を検索し入手できる時代だからこそ、「信頼できる情報」の価値は、ますます高まっています。膨大な情報を受け取るだけではなく、自ら考え、問いを立て、そして解決する力を育むために、大学図書館が果たす役割は大きいものです。

今出川図書館が、次の50年、100年を見据えた「知の拠点」として、多くの学生・教職員・卒業生の学びや研究を支え続ける存在となることを願っています。今後の整備の進捗にご注目いただくとともに、皆さまからの温かいご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。

同志社女子大学
学術情報部長
奥田 紫乃
PROGRESS

工事進捗

Coming Soon

地下に広がる、
知の空間。

今出川図書館のはじまり

1977年、同志社女子大学創立100周年の記念事業として、今出川キャンパスに日本初の“地下式図書館”が誕生しました。
設計を手がけたのは、図書館建築の第一人者・鬼頭梓氏。彼は、敷地内の庭園や景観に配慮し、デントン先生ゆかりの木々や本学のシンボルともいうべき芝生を守るかたちで、地下に図書館を設計しました。今出川キャンパス周辺の景観は、同志社だけでなく、京都市が指定する美観地区として、周辺地域にとっても大切なものです。地上部分にあたる図書館屋上には開放感あふれる芝生の庭を残し、地下は地上建築に左右されることのない、ゆったりとした学びの空間に。
限られた敷地を最大限に活かす、画期的な図書館として当時大きな話題となり、日本国内だけでなく、諸外国からも見学者が訪れました。