『Japan Studies D』大徳寺フィールドトリップを実施しました。(Japanese Studies Program)

2019/11/11

JSP留学生と本学学生で構成する『Japan Studies D』クラスの一環で、11月2日(土)に大徳寺を拝観しました。本授業担当の池田久代先生引率のもと、JSP留学生4名が参加しました。

このクラスのテーマは “Japanese Tea Culture Old and New” で、岡倉天心著の『The Book of Tea(茶の本)』を通して茶の湯について学んでいます。そこで、今回のフィールドトリップでは、茶道とかかわりの深い臨済宗の大徳寺を拝観しました。大徳寺は、室町時代以降、貴族・大名・商人・文化人など幅広い層の庇護や支持を受けて栄え、多くの名僧を輩出しています。その中には、村田珠光、武野紹鴎、千利休、一休宗純といった有名な茶人達がいます。

今回の拝観は、山門と3つの塔頭です。
○山門(金毛閣):千利休が上層部分を寄進。利休像、長谷川等伯作の天井画など
○聚光院:千利休作の「百積の庭」、狩野永徳とその父・松栄作の「方丈障壁画」、利休150回忌に表千家の如心斎が寄進した茶室「閑隠席」、など
○大仙院:豊臣秀吉と千利休ゆかりの茶室、狩野元信作の障壁画「四季花鳥図」など
○大慈院:茶室、竹の茶室「帰庵」(必要最低限の竹で作った空間を茶室に見立てた建築物)、法話等

今回のフィールドトリップでは、茶道の原点を学ぶだけでなく、歴史をさかのぼりながら日本文化を広く学ぶことができました。お庭を眺めながらゆっくり大きく呼吸することで、体の中にエネルギーを蓄えることができました。留学生にとって、貴重な体験となったようです。

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