『Japan Studies D』京都市内フィールドトリップを実施
11月30日(日)に、Japanese Studies Program(JSP)の日本文化・社会クラス『Japan Studies D』の一環として、栖賢寺、蓮華寺、詩仙堂、圓光寺へのフィールドトリップを実施しました。本授業担当のIgnacio Aristimuño先生引率のもと、JSP留学生5名が参加しました。
このクラスは、庭園を通して表現される京都の禅文化を紹介するコースです。
まず、栖賢寺を拝観しました。こちらは通常非公開のお寺ですが、今回は特別にご住職から英語で「坐禅」について講義をしていただきました。冒頭では、ご住職が大学時代に芸術を学び、サーフィンを楽しんでいたこと、インドでの修行、そして僧侶になるまでの半生についてお話を伺いました。その後、「坐禅」の目的や方法について、分かりやすく説明してくださいました。坐禅を行う際には、鼻から吸って口から吐く呼吸を繰り返しながら、聴覚や鼓動など自分ではコントロール出来ないものに意識を向け、あるがままを受入れることが大切だと教わりました。最後に、実際に坐禅を体験しました。留学生達はご住職に親近感を覚えたようで、日々どのように暮らしているか、今幸せかどうかなど、次々と質問していました。
続いて、蓮華寺や詩仙堂、圓光寺を拝観し、それぞれの庭園について先生より解説していただき、留学生達は興味深く耳を傾けていました。
今年度はこの日がプログラム最後のフィールドトリップとなりました。3か月に渡るJSPもあとわずかで終了します。様々な体験を経て、日本の文化・社会について理解を深められていることを願っています。