2026年4月 今月のことば

2026/04/09

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
《ヨハネによる福音書 3章16節》
日本聖書協会『聖書 新共同訳』より

今年2026年10月24日、同志社女子大学はいよいよ「創立150周年」という大きな節目を迎えます。今年度は、いろいろな記念イベントも予定されていますから、みんなで楽しく150周年をお祝いし、喜びをたくさん分かち合っていけたらと思います。

さて、同女の始まりは、1876年10月24日に女性宣教師A.J.スタークウェザーを中心に、宣教師J.D.デイヴィス邸(旧柳原邸)で始まった「女子塾」でした。もちろん、この創立には新島襄・八重夫妻、デイヴィス、そして京都府顧問として働いていた八重の兄・山本覚馬など、多くの人の力がありました。

この「女子塾」は、当時「京都ホーム」とも呼ばれていました。宣教師と生徒がひとつの家族のように助け合いながら共に暮らし、授業だけでなく日々の生活を通して学び合っていたからです。同女らしいアットホームであたたかな雰囲気は、まさにこの頃から続いている大切な伝統です。

そして、この雰囲気を支えてきたのは、ズバリ「愛」です。キリスト教的な「愛」とは、新島襄の言葉を借りれば「人ひとりは大切なり」、すべての人が神に愛され、命を与えられたかけがえのない存在であるととらえ大切にすることです。親しい人だけでなく、そうでない人にも思いやりを広げていくことに特色があります。

たとえば、同女最初の校舎は、アメリカの女性たちが、当時教育の機会が少なかった日本の女性のために、思いがけない「愛の贈り物」として6000ドルも集めてくれたことで、1878年に建てられたものでした。その寄付者芳名録に記されていた聖句は、ヨハネによる福音書3章16節、つまり冒頭の聖句です。

わたしたちも、ぜひ積極的に助け合い、支え合う姿勢を大切にして、同女の新しい歴史を一緒につくっていきましょう!(B.D.)