2026年11月 今月のことば
秋学期も2ヶ月目に入り、少し疲れが出てきた人も多いのではないでしょうか。
私も昔は、いつも頑張っていないといけないと思っていました。遅くまで論文執筆や授業準備をして、1つの仕事が終わっても、休む間もなく次の仕事に取り掛からないと、と気持ちがいつも焦っていました。「まだできる」「もう少し頑張ろう」と自分を励ましながら、気付けばずっと走り続けているような毎日でした。
ですが最近は、お仕事ももちろん大事なことだけれど、他にも大事なことがあるのでは?とも思いはじめました。
家族との時間を大事にしたり、ちょっと旅行に行ったり、何も予定を入れずにゆっくり過ごしたり。そうした時間を「仕事をしていない時間」として後ろめたく思うのではなく、心置きなく楽しもうと思えるようになりました。すると、お仕事でもあまり前のめりにならず、少し客観的に、落ち着いて取り組めるようになった気もします。
もちろん、忙しい日々でそんなことも言っていられないときもあります。でも、疲れたときはちょっと休んでも、意外となんとかなる。そう思えるようになったのは、年齢や経験を重ねたからかもしれません。
聖書には、こんな言葉があります。
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」
《マタイによる福音書 11章28節》
日本聖書協会『聖書 新共同訳』より
京田辺キャンパス内にも掲示がある言葉なので、知っている人も多いフレーズかもしれませんね。疲れたときには、立ち止まってもいい。誰かに寄りかかってもいい。そんな風に言われているようにも感じます。
将来のことなどで不確定要素が多い皆さんは、「ちょっと一休みしよう」と思うのも難しいかもしれません。でも、少し息抜きをしたからこそ見えてくる
景色もあります。頑張りすぎたときには、可能であればちょっと休んで、自分の好きなことをしたり、誰かと話したり、何かに寄りかかったりするのもよいですね。
秋の深まる季節、そんな時間を大切にしてみてはいかがでしょうか。
(Nan)