2024年6月 今月のことば

2024/06/01

主なる神は言われた。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう」。主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、人のところへ持って来て、人がそれぞれをどう呼ぶか見ておられた。人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった。人はあらゆる家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名を付けたが、自分に合う助ける者は見つけることができなかった。主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。

 《創世記 2章18~22節》
日本聖書協会『聖書 新共同訳』より

 


2024年4月も過ぎ、ゴールデンウィークもあっという間に終わりましたが、皆さん、充実した休暇を過ごせましたか。

円安にも負けず海外旅行を楽しんだ方、今年は国内旅行に切り替えた方、自宅でゆったりと過ごされた方、久しぶりに実家に帰り、家族と過ごされた方。
皆さん、さぞ、心と身体のリフレッシュができたのではないでしょうか。

私は、今年こそ旅行に行こうと考えていましたが、体調を崩し、結局、自宅の布団で過ごしました。頭痛、食欲不振、不眠、、、。
年に1度のせっかくの春の長期休暇だというのに、すっかりダウンしました。誰か一人でも調子が悪いと、家族全員どこにも出かけられず、夫や子供も「いったい母はどうしたのか」、「熱はなさそうだけれど何の病気?」と、戸惑っている様子でした。しかし、
戸惑いもわずかの間で、子供たちは、どうしたわけか急に掃除機をかけ、食器を洗い、食事の準備をし、今までほとんど手伝うことがなかった家事を代わってしてくれました。すると、不思議なもので、私の体調は少しずつ快方に向かい、私自身も頑張らなければ、と思えるようになりました。
今もまだ完全に復活はできていませんが、改めて家族に感謝の気持ちを抱いたゴールデンウィークになりました。旅行に行けず写真の1枚も残りませんでしたが、旅行の写真より貴重な思い出深いゴールデンウィークになったと感じています。

皆さんは、どのような休暇を過ごしましたか。

私はこのゴールデンウィークを経て、人は一人では生きてはいけない弱い生き物だと改めて思いました。また同時に、人間は性別や年齢にかかわらず、常に助ける側、助けられる側に限定されるのではなく、時として助ける側にも助けられる側にもなるのだと実感しました。

皆さんは、日々、助け合っていますか。家族や、身近な友達に感謝を感じつつ、お互いを支えあいながら、皆さんが毎日を心穏やかに過ごせることを祈っています。 


(Taurus)