2023年4月 今月のことば

2023/04/03

鉄は鉄をもって研磨する。人はその友によって研磨される。(箴言 27章17節)
日本聖書協会『聖書 新共同訳』より


 大学は学校であり、「学び」を提供する場です。よって新入生を含む学生のみなさんにおかれましては、今自身に与えられているこの「学び」の機会を最大限に活かして頂ければと思います。
 大学における「学び」において特に意識して欲しいことは、「ともに学ぶ」ことです。この「ともに学ぶ」ですが、「ともに」には2つの意味があります。1つめは「『共に』学ぶ」です。授業などの中で他の学生と一緒に作業をしたり、何かを一緒に作り上げたりする機会が出てきますが、他の人と一緒に頑張ることは、1つの目標に向かってみんなで進むことのすばらしさを知ることにつながることから、自身の成長にとって非常に重要な経験となります。2つめは「『友に』学ぶ」です。みなさんの周囲にいる友達は、それぞれがそれぞれに良いところを持っています。その良いところに触発されることは、自身の良さを発見したり既にある自身の良さを磨いたりすることにつながることから、自身の成長にとって非常に重要な経験となります。
 5月になりますと感染症法上における新型コロナウイルスの位置づけが「5類」に移行されます。これを契機に、みなさんの頑張る・挑戦する機会の拡大が期待されます。そしてその頑張る・挑戦する機会において「ともに学ぶ」ことで、より大きな自身の成長が実現する1年にしてもらえればと願っています。 (カタリスト)

礼拝(チャペル・アワー)について

礼拝(チャペル・アワー)とは?

同志社創立以来、148年(同志社女子大学は147年間)、一貫して「キリスト教主義」を基本理念としてきました。毎朝行われているチャペル・アワーは、本学の精神教育、人格教育の中心になるものです。あわただしく、また将来に不安を感じることの多い現代社会に、私たちは生きています。自分自身を見つめ直すひとときとして、また、今日を大切に生きるきっかけとして、積極的にチャペルに参加しましょう。

礼拝(チャペル・アワー)の流れ(20分間)

前 奏 礼拝はオルガンの前奏で始まります。静かに礼拝堂に入り着席後は心を静めて黙想してください。
讃美歌 ご負担のない範囲で、起立して讃美歌を一緒に歌います。初めにオルガンによって、一節分が演奏されますので、知らない歌でもよく聴いて、歌ってください。
聖 書 司会者によって、聖書が読まれます。ともに聖書を開いて、黙読してください。
奨励・演奏 牧師、講師、学生、学内外の教職員等によるお話(奨励)、演奏などが行われます。
祈祷・レスポンス 祈りとは神との対話のことです。静かに祈りの言葉に耳を傾け、その祈りに心を合わせてください。祈りの終わりに「アーメン」と唱えますが、これは「まことにその通りです」という意味のヘブライ語です。共に唱和してください。祈りに続けて、神の恵みへの応答として「レスポンス(応唱・答唱)」があります。
後 奏 礼拝は後奏で終わります。司会者が、「礼拝を終わります」と言った後、後奏が始まります。
後奏を聴きながら退出していただいて構いません。