2023年1月 今月のことば

2023/01/06

愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。愛する者たち、神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。

(ヨハネの手紙一 4章7節~11節)

日本聖書協会『聖書 新共同訳』より


 先日息子がホテルの教会で結婚式を挙げました。私自身、教会での結婚式の出席は初めてなので、式が始まる前は少し緊張していました。教会の入口でホテルのスタッフから式次第が書かれた紙をいただき、最前列に着席しているとパイプオルガンの前奏が流れ、牧師と新郎が入場してきました。引き続いて、新婦が父親と一緒に入場してきました。いわゆるバージンロードです。その後、聖書(ヨハネの手紙一 4章7節~11節)の朗読、祈祷と続き、一同が起立して讃美歌21-493番(いつくしみ深い 友なるイェスは…)の讃美、指輪の交換と一連の式が行われ、最後に祈祷、後奏、新郎・新婦の退場と続きました。式の途中から、「あれ、誓いの言葉、指輪の交換と誓いのキス以外、普段大学で行われている礼拝と同じじゃないか。」と感じました。
 こんな言い方をすると叱られるかもしれませんが、多くの人々が憧れる教会での結婚式は、実は大学で毎日行われている礼拝と同じ流れで進められ、聖書が読まれ、讃美歌が歌われることがわかりました。そう思うと、日々行われている礼拝は一生に一度の結婚式と同じく、いや、パイプオルガンの音色や館内の荘厳さを考慮するとはるかに厳かで、格式の高いものといえるのではないでしょうか。将来、教会での結婚式にあこがれを抱いてる皆さん、礼拝は結婚式の予行演習だと思って、もっと参加してみてはいかがでしょうか。

(Ikki)