2023年度 第1回 教職員聖書研究会を実施

講 師: 村山 盛葦(同志社大学神学部教授)
テーマ:「イエスの復活と贖罪について」
<今出川キャンパス>
日 時 :2023年6月20日(火)17:15~18:45
場 所 :栄光館1階 E104会議室
参加者 :11名
<京田辺キャンパス>
日 時 :2023年7月4日(火)17:15~18:45
場 所 :知徳館3階 C361会議室
参加者 :14名
「イエスの復活と贖罪について」と題して、同志社大学神学部教授の村山先生にお話しいただきました。聖書を信仰の対象・聖なる書物という視点ではなく、歴史文学として批判的に解釈をしていく「聖書学(学問)」の視点から、今回のテーマについてご説明くださいました。
イエスの「神の国」の教えに付き従ってきた弟子や弱い存在であった人たちは、イエスの十字架刑による死により深い悲しみの中にいました。悲しみの中でイエスが復活した幻視体験をし、その「宗教的神秘体験」がのちにキリスト教の出発点となりました。神の業によりイエスが復活したことが信仰の対象となり、「終末」が保証されたことで人々の救いになっていきました。また人間は誰もが過ちを犯すものであり、完璧な人間は存在しない中で、贖罪は救いの確実性であることについても言及されました。
村山先生のお話をとおして、日々慣れ親しんだ聖書の読み方とは違う観点でキリスト教について考え、理解を深める時間が与えられました。
