2022年4月 今月のことば

2022/04/01

青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。
「年を重ねることに喜びはない」と言う年齢にならないうちに。

(コヘレトの言葉 12章1節)
日本聖書協会『聖書 新共同訳』より



「4月」は、新入生においてはもちろんのこと、在学生にとっても年度のスタートの月であり、新しい気持ちにさせてくれる月であるかと思います。私も大学教員として21回目の「4月」を迎えましたが、やはり気持ちを新たに頑張ろうと思っているところです。

私が大学教員として学生であるみなさんに対して願っていることは、「学生には若さ・未来・可能性があるので、何に対してでもよいので一生懸命に頑張ること」です。そしてその頑張りによって得られた知識や経験は、みなさんの将来にとってかけがえのない財産になると確信しています。

新島襄は「我が校の門をくゞりたるものは、政治家になるもよし、宗敎家になるもよし、實業家になるもよし、敎育家になるもよし、文學者になるもよし。
且つ少々角あるも可、奇骨あるも可、唯だかの優游不斷にして、安逸を貪り、苟くも姑息の計を爲すが如き、軟骨漢には決してならぬこと、之れ予の切に望み、偏に希ふところである。」といっています(新島先生片鱗「軟骨漢たる勿れ」より)。

新型コロナウイルス感染症が今なお収束していないこともあり、みなさんの頑張る機会は限定されている状況にありますが、大学での自由な学びの機会を通じて、みなさんの可能性を大きく伸ばすとともに、それぞれが描く将来の実現に向けてまっすぐな気持ちで頑張る1年にしてもらえればと願っています。

(カタリスト)

礼拝(チャペル・アワー)について

礼拝(チャペル・アワー)とは?

同志社創立以来147年間(同志社女子大学は146年間)、一貫して「キリスト教主義」を基本理念としてきました。毎朝行われているチャペル・アワーは、本学の精神教育、人格教育の中心になるものです。あわただしく、また将来に不安を感じることの多い現代社会に、私たちは生きています。自分自身を見つめ直すひとときとして、また、今日を大切に生きるきっかけとして、積極的にチャペルに参加しましょう。

礼拝(チャペル・アワー)の流れ(20分間)

前 奏 礼拝はオルガンの前奏で始まります。静かに礼拝堂に入り着席後は心を静めて黙想してください。
讃美歌 ご負担のない範囲で、起立して讃美歌を一緒に歌います。初めにオルガンによって一節分が演奏されますので、知らない歌でもよく聴いて、歌ってください。
聖 書 司会者によって、聖書が読まれます。ともに聖書を開いて、黙読してください。
奨励・演奏 牧師、講師、学生、学内外の教職員等によるお話(奨励)、演奏などが行われます。
祈祷・レスポンス 祈りとは神との対話のことです。静かに祈りの言葉に耳を傾け、その祈りに心を合わせてください。祈りの終わりに「アーメン」と唱えますが、これは「まことにその通りです」という意味のヘブライ語です。共に唱和してください。祈りに続けて、神の恵みへの応答として「レスポンス(応唱・答唱)」があります。
後 奏 礼拝は後奏で終わります。司会者が、「礼拝を終わります」と言った後、後奏が始まります。後奏を聴きながら静かに退場してください。