2022年12月 今月のことば

2022/12/01

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一 人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
(ヨハネによる福音書 3章16節)

愛は、すべてを完成させるきずなです。
(コロサイの信徒への手紙 3章14節)

(日本聖書協会『聖書 新共同訳』より


今年も12月25日、主イエス・キリストのご降誕をお祝いするクリスマスが近づいてきました。本学でもクリスマスツリーの点灯式や、クリスマスリースづくりのワークショップが行われ、クリスマスにむけた様々な準備がなされています。また12月6日(今出川)、8日(京田辺)には少し早めのクリスマス礼拝も行われます。ぜひご一緒にクリスマスをお祝いできればと願っています。

聖書によると、キリストの誕生をいち早く知らされたのは、社会の底辺にいた羊飼いたちや、外国人である占星術の学者たちでした。いずれも当時のユダヤ人社会では汚れた救われない人々と考えられていました。神様の優しい愛のまなざしが困難な状況にある人々に確かに注がれていること、苦しむ私たちのために救い主がお生まれになったことをよく伝える話です。

ところでクリスマスリースは輪になっており、どこがはじまりでどこが終わりということはありません。同じように私たちは毎年クリスマスをお祝いするごとに、神さまが私たちを深く愛してくださっており、その愛は昔も今もこれからも永遠に変わらないということを繰り返し確認しながら歩み続けることができます。

またクリスマスリースには緑樹や木の実、リボンなどが色々と飾り付けられ、それがリースを一段と素敵なものにしています。私たちがクリスマスの出来事により神様と愛のきずなに結ばれる時、私達も苦しみや悲しみの中にいる人々に心を寄せ、お互いに愛のきずなで結ばれていく事の大切さに気づかされます。そして一人一人が、ちょうどリースの飾りのようにそれぞれのありのままの個性や持ち味を輝かせながら引き立てあい、助け合い、共に素敵な愛の輪を作り上げる、そんな歩みへとさらに導かれます。

メリークリスマス! 皆様の上にクリスマスの恵みと喜びが豊かにありますように。
( B.D.)