2018年11月 今月のことば

2018/11/01

   上記したのは、聖書の中でも最もなじみのあり、礼拝やミサでよく耳にする文言です。

   昨今ひんぱんに訪れる台風、突如として起こる地震等には私達はなすすべもありません。また、世界情勢、私達を取り巻く社会の急激な変化で、この世はこれからどうなっていくのだろう?という不安が心をよぎる時もあろうかと思います。そんな折、この文言を心で唱えることで少しでも神様にすがりたい、今日一日の平安を頂きたい、というのはクリスチャンであってもなくとも、多くの人々の心からの願いのように思えてなりません。

   私の大好きなSFシリーズ、「スター・トレック」では、24世紀の地球は争いのない世界として描かれ、異星人、異文化との交流もおおらかな心と相互理解の精神で接していこうと試みる人たちを描いています。人間一人ひとり、誰しも行き届かない部分があり、時にそれに押しつぶされそうになる辛い時もありますが、そんな時こそ、最後まで希望を失わず、神様への祈りの文言を心に唱えることで、何とか乗り越えていきたいと感じます。そしてお互いがお互いに、相手に対しての自分の利益のみを主張するのでなく、思いやりと寛容の心で共に理解し合い、共存していきたいものです。

   これから秋が深まるにつれて様々な行事が行われる中で、私たちの大学の設立当初からの、新島襄御夫妻はじめ、たくさんの先人への思いを今新たにして、感謝の気持ちを持って、有意義な毎日を送っていきたいものですね。皆さんにたくさんの幸せが訪れますように!

(A.スクリャービンの末裔より)