2012年9月・10月
いよいよ夏の暑い季節も、長い休みも終わって、新しい日々がスタートしました。私たちは、皆さんが同志社に入学し、そして巣立っていくことの意義をこの聖書の言葉のように考えています。
秋学期は、4回生にとっては大学生活最後の締めくくり、3回生にとっては卒業後の進路、自分の人生設計をしっかり方向づける時、2回生は大学生活を充実させる時期、1回生の皆さんは、戸惑いもあった春学期を経て、自分らしい大学時代を作り上げる日々です。このように、毎年めぐってくる秋学期ですが、一年毎に異なった意味を持ち、それぞれが大きな転機となる重要な時期です。今から過ごす今年の秋学期の大切さを心に留めて、忙しさに流される日々にならないように頑張ってください。
夢は見る物ではなく実現するものだというのはよく言われることですが、それぞれが心に抱いている夢を、漠然とした単なる夢に終わらせないために、ポジティヴ心理学からのアドバイスを紹介しておきますので参考にして充実した秋学期を過ごしてください。
<シャハ—著「ハーバードの人生を変える授業」大和書房>
・本当の目標を知る
「セルフ・コンコーダント・ゴール(心の底から本当にしたいこと)」を知り、その欲求に素直になる勇気を持ち、それを実現するために「長期目標」、「短期目標」、「行動計画」を設定する。
・天職を見つける
人は仕事を「労働(金銭的報酬のための退屈なもの)」、「キャリア(お金や昇進、権力や特権など職業上の階層上昇を求める)」、「天職(働くこと自体が目的)」の3つのうちの1つと考えており、天職ととらえる人は「meaning(意義)」を感じ「pleasure(楽しみ)」として「strength(強み)」を生かした「最高にすばらしい幸運」をもたらす仕事をすることができる。
(YH)