第1回教職員聖書研究会を開催しました

2022/07/12

講 師: 梅垣 明美(現代社会学部現代こども学科教授)
テーマ:「スポーツの近代化とキリスト教」

<京田辺キャンパス>
日 時 :2022年6月30日(木)17:15~18:45
場 所 :知徳館3階 C361会議室
参加者 :17名

<今出川キャンパス>
日 時 :2022年7月8日(金)17:15~18:45
場 所 :栄光館1階 E104会議室
参加者 :9名

 

「スポーツの近代化とキリスト教」と題して、梅垣先生からお話しいただきました。大学生のころ自身の進路を思案される中、三浦綾子さんの「塩狩峠」との出合いをきっかけにキリスト教会へ足を運ばれたいきさつをはじめ、「コリントの信徒への手紙Ⅰ 6章19~20節」を例に出し、スポーツ観の歴史についてご説明くださいました。
19世紀初頭まで、スポーツは階級によって異なり、暴力的で賭博のために行われていました。それに対し、中期以降は「新生」したキリスト教徒たちが、ルールを重んじてフェアプレイを行うものに昇華していきました。その背景には、メソジスト運動をきっかけにした信仰復興運動の影響があったことや、スポーツを担った人の存在があることを、具体例として小説や実在人物に焦点を当ててお話しくださいました。
梅垣先生のお話しをとおして、「Muscular Christian(質実剛健なキリスト教徒)=神の栄光を表すための肉体」やキリスト教の教えがスポーツの近代化に大きく影響したことについて知ることができた研究会となりました。

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