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- 2012年1月
- 現代社会学部公開講演 第13期 町家で学ぶ京都の歴史と文化 ~第4回「京都本」の舞台裏~
現代社会学部公開講演 第13期 町家で学ぶ京都の歴史と文化 ~第4回「京都本」の舞台裏~
開催日|2012年1月21日
講演者:日沖桜皮[紙媒体編集制作会社「桜風舎」主宰]
大判ヴィジュアルガイドブックからハンディー型、1冊ごとにテーマを絞った雑誌や季節性を重視した季刊誌等。書店の京都関連のコーナーには雑誌が所狭しと並び、ふだんは京都に特化しない女性誌等でも切り口を変えた京都特集が頻繁に組み込まれます。京都本の出版数が他の観光地に比べて群を抜く状況において、マスコミとの共同作業によって観光都市として相乗効果が得られる一方で、京都の機微を無視した乱暴な編集も目につきます。広告収入による判断の難しさもありますが、京都文化の真髄を求め、情報の真偽を見極めつつ、マスコミと京都が一緒になって息の長い京都観光に繋がるムーブメントを起こすことが出版する側にも求められているのではないでしょうか。