英語で学び、英語で伝える。
その経験が、
未来を拓く。
社会システム学科 4年次生 和中 美樹
(大阪府 桃山学院高等学校 出身)
じっくり進路を見極めたくて、
社会システム学科へ
Q1大学を知ったきっかけと、社会システム学科に入学した理由を教えてください。
共学の大学に比べて学生数が少なく、先生や職員の方々との距離が近いのが同志社女子大学の魅力。勉強面やキャリア面を丁寧に支えてもらえる安心感から、この大学を選びました。学科選びのポイントになったのは、留学制度と興味に合わせて選べる5つの専門コースです。1・2年次の間は知見を広げて自分自身の興味を探り、3・4年次で選んだ学びを深めていく。段階的に自分の進路を育てていけるカリキュラムは、他にはあまりない社会システム学科ならではの特徴だと思います。
英語“を”学ぶのではなく、
英語“で”学ぶ「CASE」
Q2特に心に残っている授業はありますか?
社会システム学科に所属する学生が英語力向上をめざして受講する、「Career and Academic Studies in English (CASE)」のプログラムが心に残っています。単に語学として英語を学ぶのではなく、英語を使って経済や観光、心理学などを学ぶのがCASEの特徴。なかでもCASE上級クラスで受けた「World Affairs Ⅰ・Ⅱ」の授業が思い出深く、英語を用いて日本の経済や海外の経済を比較しながら学びました。経済学へ知見も得られましたし、プレゼン能力もぐんと向上したと感じています。
世界を知り、学びの範囲を
広げる楽しさを知った
Q3CASEコースに所属したことで、どのような力が得られましたか?
CASEの授業は、全て英語で行われます。先生の話を英語で聞き取り、理解した上で、自分なりの考えを英語でアウトプットする。これを繰り返すことで、英語を扱うスキルが伸びていきました。2年次以降は経済についての授業を履修し、ディスカッションやプレゼンも取り入れながら、海外の貧困問題などを学びました。初めて学ぶ「経済」という視点から海外と日本を比較することで、日本を外から見るおもしろさ、自分の興味の外にある学問を積極的に学ぶ重要性を感じましたね。
留学先でも通用する、
“伝えるためのプレゼン力”
Q4CASEプログラムで得たスキルは、留学先でどのように役立ったんでしょうか?
応募型のプログラムで半年間留学したオーストラリアのGriffith Universityで行われる授業は、学生参加型がメインで、積極的に自分の意見を述べる姿勢が求められます。そのため発表を行うときは、いつもCASEで習ったプレゼン手法を意識していました。用意した原稿を読み上げるのではなく、相手の顔を見て想いを伝える。この姿勢を褒められることも多く、CASEで学んだことって、海外でもきちんと通用するんだ!と感じました。褒められる体験を通して、英語を話すことに対する自信も育まれたと思っています。
物事を幅広い視野で見つめ、
問題に立ち向かう
Q5大学で得た力を、どのように将来に生かしていきたいと考えていますか?
英語を用いながら社会を広く学んだことで、物事を俯瞰的に見つめ、課題や問題点に客観的にアプローチしていく力が身につきました。この力は、さまざまな意見をもつ人と協働し、仕事を成し遂げていくにあたっても必ず役立つと思っています。就職先は、グローバルに事業を展開しているIT系企業です。海外出張など、国際的なフィールドで活躍できる機会も多くあるため、大学で培った英語力や積極性、コミュニケーション能力を生かして、チャンスをつかみとっていきたいです。
わたしの4年間
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1年次
1年次学びの視野を拡張
法学・経済学・国際社会学などを幅広く学び、基礎知識をインプット。希望したCASEプログラム上級クラスでは基礎演習の授業を全て英語で履修し、アカデミックな英語力を身につけました。
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2年次
2年次英語力を磨き、留学へ
春学期はCASEで経済学を履修し、英語のスピーキングやプレゼン力を高めました。秋学期は、セメスター語学留学制度を利用して、オーストラリアのGriffith Universityへ留学。
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3年次
3年次卒業研究スタート
帰国後は、せっかく身につけた英語力を落とさないように、CASEプログラムの授業を積極的に履修。留学経験を生かして多文化共生コースのゼミに所属し、卒論のテーマ決定に向けて学びを深めました。
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4年次
4年次卒業論文執筆
「女子力の裏に隠れた固定観念」というテーマで、卒論を執筆。アンケート調査を通して身近な題材をロジカルに捉え、自分なりの目線で日本社会を見つめ直すことができました。
Graduation