DOSHISHA WOMEN’S COLLEGE LABORATORY MAGAZINE
Lab mag. ゼミの学びを知るWeb Magazine

相手を想うディスカッションが、
主体性や積極性を育てる。

鈴木健司 ゼミ
表象文化学部英語英文学科

Lab mag. Doshisha Woman’s College of Liberal Arts | Seminar Introduction

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Laboratory Profile -ゼミについて

英語英文学科 鈴木健司ゼミ Faculty of culture and representation | Department of English

「アメリカ」「カナダ」というレンズを通して、
自分が生きる現代社会を見つめ直す。

食、ファッション、エンターテインメント、人種、宗教……。さまざまな点で世界をリードするアメリカ。鈴木ゼミには、「文学」を超えた英語圏の社会、文化、歴史に興味を抱く学生が多く集まります。北米に関わる事柄を基軸とすれば自分の関心に基づいて卒論のテーマ設定を行えるのが、このゼミの特徴。授業はディスカッション形式がメインで、型にはまらないスタイルです。学生たちは目の前に広がる研究フィールドを主体的に回遊し、研究方法について指導を受けながら、興味のあるテーマを探究していきます。

Teacher Profile

鈴木 健司 教授 Professor Suzuki Kenji

大学時代は法学部に所属。英語学習が好きだったが、徐々に関心が英語そのものよりもそれが使われている英語圏の社会に移り、大学院で地域研究を専攻。北米の政治文化をテーマに研究を開始した。多様な人々からなるアメリカやカナダという国が、どのようにしてひとつにまとまっているのか。このような関心から、政治のしくみや文化の成り立ちに関わる問題を探究している。

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鈴木健司教授が語る
同志社女子大学の学びについて dwcla TALK

What’s Lab Can Do? どんなことをするの?

ゼミ生による詳しい解説は
ラジオでチェック! ビビッと同女スタジオ

  • Lab CAN 1 文化研究のイロハを学び、
    まずはプレ論文の執筆に挑戦。

    卒業論文だけでなく、3年次のうちに一度「プレ論文」の執筆を済ませるのが鈴木ゼミのスタイル。先生が専門とするアメリカとカナダの基本的な事柄について学んだ後、すぐにテーマの検討が始まります。アメコミや映画、宗教、養子縁組など、論文テーマはさまざまですが、執筆中はどの学生も同じように研究を阻む数々の「壁」にぶつかるのだとか。資料が少ない、裏付けが取れない、論理的な着地が難しい……。こういった「失敗」を一度経験することが、卒業論文をより高度な視点で書き上げる力につながります。

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  • Lab CAN 2 ゼミの授業はフリースタイル。
    自由だからこそ、自立できる。

    プレ論文も卒業論文も、「自主的」に進めるのが鈴木ゼミ流。学期中に数回課される提出に向けて、各自が主体的に調査・執筆を進めます。自分の研究が着実に、正しく進められているか。判断の大きな助けとなるのが、ゼミでのディスカッションの時間です。授業では、学生たちがそれぞれに論文の進捗を発表。内容には先生だけでなく、ゼミのメンバーも積極的に意見を出していきます。「ここの論旨展開がおかしい」「こういう調査をもっと行ってみては」といった率直な意見が飛び交う時間を重ねることで、論文のクオリティが上がることはもちろん、発表や質問を通して全員の積極性や発信力もアップしていくのです。

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  • Lab CAN 3 憧れのアメリカ文化に「?」を抱く。
    それが、現代を見つめ直すカギになる。

    ゼミに所属するのは、ドラマや映画、音楽といった趣味、留学経験などを通して、海外の文化に憧れを抱いてきた学生が大半。そういった背景もあって、はじめのころはアメリカ/日本を比較するディスカッションで、「アメリカが優れている/日本は劣っている」という発言も多く出るのだそうです。しかし研究とディスカッションを進めるなかで、実証的に文化を比較しながら、現状を客観視する力が成長。現代社会が抱える課題の本質に気づいたり、他文化の良い点と同時に日本の優れている点も再認識できるようになっていきます。

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Voice - Seminar Student Interview - ゼミ生インタビュー

  • VOICE 01 VOICE 01

    興味と社会が結びついたとき、研究の楽しさを実感。

    ゼミに入った直後は、自分に1万字の論文が書けるだろうか、と疑問に思っていました。でもプレ論文、卒業論文と経験を積むうちに、自分の考えや興味を社会に結びつけて、ゼロから論理構築できるように。卒業後は広告業界に就職するため、現在は戦時下におけるアメリカのメディア動向を調査し、論文を書き進めています。鈴木ゼミは楽しむ時は思い切り楽しみ、学ぶ時は真剣に学ぶゼミです。ゼミの活動に100%で取り組む仲間を見ていると、「自分も頑張らなきゃ!」という気持ちになれます。ゼミ合宿などのイベントごとも多いので、切磋琢磨できる仲間たちとじっくり絆を深められる場所です。

  • VOICE 02 VOICE 02

    びっしりと書き込まれた先生のアドバイスが、研究の力に。

    授業はディスカッションがメインですが、書き進めた論文に対しては随時鈴木先生からのチェックが入ります。先生から戻ってきた論文には、手書きの赤字がびっしり!先生の疑問やアドバイスに応えるために調査や手直しを行うことは、並大抵の作業ではありません。でも先生が論文に目を通し、チェックバックを書き込んでくれた時間や熱意を、きちんと打ち返したい。そんな気持ちが、論文をブラッシュアップし続けるエネルギー源になっていると感じます。「難しいな」と感じても、目の前の壁に立ち向かう。そんな姿勢が、このゼミに入ってすごく育ったと感じています。

Album ゼミの日常風景を、のぞいてみよう!

Calendar スケジュール

3年次生

  • 4月
    ゼミ配属。
  • 5月〜9月
    北米比較研究学習、プレ論文のテーマ検討。
  • 10月〜3月
    プレ論文の執筆・発表。

4年次生

  • 4月〜6月
    卒業論文のテーマ決定。調査・執筆・ディスカッション。
  • 7月
    ポスターセッション。
  • 8月〜10月
    卒業論文のブラッシュアップ。
  • 11月
    ゼミ合宿。
  • 12月〜1月
    卒業論文の最終調整・発表。
  • 3月
    卒業