
企画部
ダイレクトリレーション二課
基幹職 管理栄養士
管理栄養士専攻 卒業
食や栄養の大切さを伝え、
日本の食と健康を、支えていく。
大手食品メーカーの管理栄養士として、乳幼児の親やスポーツをがんばる小中高生向けの栄養指導に奮闘する卒業生にインタビュー。「食事や栄養の大切さを、人に伝えたい」という夢をかなえた彼女が、日々の仕事を通じて得ている成長や、やりがいについて迫ります。
身体やパフォーマンスが変わった
実体験が、栄養学への入口に。
高校生の頃、舞台芸術の世界を志していた私。その過程で栄養指導を受ける機会があり、食事によって自分の身体やパフォーマンスが大きく変化することを知りました。実体験から感じた食事や栄養の大切さを、多くの人に知ってほしい。そんな想いから、アスリートを栄養面から支えるスポーツ栄養の分野に興味をもつようになりました。明治への入社をめざしたきっかけは、就活イベントで明治の説明会に参加したことと、大学のキャリア支援部からのお知らせで現在の職種の求人情報を見つけたこと。明治にはイベントや勉強会などを通じて多くの方に栄養知識を伝える職種があると知り、今の仕事に応募しました。
子育て中の方やこどもたちなど、
参加者に合わせたセミナーを開催。
子育て中の親御さんに向けて授乳やミルク、離乳食についてのお話をするセミナーと、クラブチームや部活動に所属する小中高生向けのスポーツ栄養セミナーを開催することが、現在の私の主な業務。セミナーを進行するための基本的な資料はありますが、それらをどう組み合わせるか、どのように話を展開するかは私次第です。目の前にいる人の年齢や知識量、悩みなどに合わせて説明を行う必要があるので、セミナーの準備は毎回オーダーメイド。大変だと思うこともありますが、大学時代に学んだ栄養指導の知識をフルに生かして奮闘しています。
日々の勉強と傾聴の姿勢で、
相手の悩みを、少しでも軽く。
入社してすぐは、乳幼児を育てる親御さん向けのセミナーに難しさを感じていました。私自身はまだ子育て経験がなく、持っているのは基礎的な知識だけ。これでは「こどもが母乳やミルクを飲んでくれない」「離乳食を食べてくれない」といった悩みを抱えている参加者の力になれない。そう思って、独自に勉強を開始。母子栄養協会のWebサイトや育児雑誌などで情報を収集し知識を蓄積すると同時に、大学で学んだ「傾聴」の姿勢を心がけることで、最近は相手に寄り添い、納得感を持ってアドバイスができるようになってきました。「不安や悩みが軽くなった」と言っていただけることが、大きなやりがいになっています。
こどもたちの意識の変化が、
「やってよかった」という手応えに。
クラブチームに所属するこどもたちへのセミナーは、単発ではなく継続して実施することも多くあります。参加したこどもたちからのアンケートを、セミナー後に読むのが仕事をする上での楽しみのひとつ。最初は食事に全く興味がなかったり、偏食傾向にあったりしたこどもたちが回を重ねるごとに、「上手になるためにちゃんと栄養をとろうと思った」「嫌いなものもがんばって食べてみようと思う」と書いてくれているのを見ると、自分のセミナーがこどもたちの未来に役立っているんだなと、うれしくなります。
大手食品メーカーの一員として、
日本の食を支えるという誇り。
セミナーの最終的なゴールは、私の話を通じて目の前の人が明治の商品の良さを知り、魅力を感じて購入してくださること。自分の話が商品の購買につながることに、今は大きなやりがいを感じられています。ただ、あらゆる世代に向けた幅広いラインナップを展開しているのが明治。全体から考えれば、私が担当しているのは、乳幼児向けのミルクや身体づくりに役立つプロテインなど、ほんの一部の商品です。私自身も、明治がめざしている「日本の食を支え、健康の土台をつくる」という使命に貢献できるよう、今後はさらに商品知識を広げ、もっと多くの年代・属性の方に食事や栄養の大切さを、伝えていきたいと考えています。