Doujo Women's Career Story-多彩な業界で活躍する同女の卒業生インタビュー-

仕事内容も、やりがいも、大学時代のエピソードも、
卒業生のリアルをお届けします。
株式会社ワコールホールディングス
社長室
表象文化学部英語英文学科 卒業

女性の美を支える企業の受付として、
気遣いと思いやりで、多くの人を笑顔に。

京都の老舗企業で受付業務に携わる卒業生にインタビュー。彼女の原動力となっているのは「女性が輝ける社会をつくりたい」という志です。大学で得た知識が自分の価値観を大きく変えたこと、働く上で大切にしている姿勢、将来の展望などについてお話を聞きました。

My Story

Episode01

女性がいきいきとくらせる社会を、
“美しさ”という観点から支えていく。

大学でジェンダーについて学んだことをきっかけに、「女性がいきいきと働き、幸せを感じながらくらせる社会をつくるため、自分にも何かできないか」と考えるようになりました。そんなとき出合ったのが、ワコールの経営理念。「世の女性に美しくなって貰う事によって広く社会に寄与する」という言葉が、強く心に響いたことを覚えています。大学生活を過ごした大好きな京都で働けるというところも、大きなポイントでした。

Episode02

会社の顔としての意識を大切に、
スムーズに、心地よくお客様を出迎える。

一般事務職として入社し、現在は受付業務を担当しています。受付に配属されたときは驚きましたが、貴重な経験を積むチャンスだと思って、全力で取り組んでいます。アルバイトで接客は経験していたものの、数段高いおもてなしの意識を求められるのが受付業務。ロビーに一歩足を踏み入れた瞬間から、お客様が心地よさを感じられるようなおもてなしを心がけています。

Episode03

「助かったよ」「笑顔が素敵だね」。
もらえる言葉が、何よりの成果に。

受付に立っているときは、言葉遣いも振る舞いも、常に「お客様に見られている」ことを意識しています。ワコールの製品と同じように、お客様に寄り添う気持ちで、相手の真意を汲み取って先回りした対応を行う姿勢を大切にしています。よく来社される方を覚えて、お名前で呼びかけたり、相手の表情をしっかりと観察して、今求められていることを常に想像。目に見えて成果が上がる業務ではありませんが、お客様や取り次いだ社員から「先日は助かったよ」「笑顔が素敵で、元気をもらえる」といった言葉をかけられることも増え、確かな手応えと達成感を感じることができています。

Episode04

大学で得たジェンダーに対する学びが、
社会の見方を根本から変えてくれた。

小さな頃から「男の子だから」「女の子だから」と、性差で役割が定義されていることに疑問を持っていました。でも違和感の理由が分からず、「そういうものなのか」と納得していたんです。そんな私の考え方を変えてくれたのが、大学の学びで得たジェンダーについての知識。社会構造や歴史的背景がジェンダーの隔たりを生んでいることを知り、社会を見つめる視点が大きく変わりました。女性だからという理由で我慢を強いられている人や、不自由を感じる人を減らしたい。そんな志を胸にワコールに入社し、今、いきいきと働けているのも、大学で得たジェンダーを考える視点のおかげだと考えています。

Episode05

どんな仕事にも最大限の力で挑み、
周囲から必要とされる人をめざす。

現在はお客様のおもてなしが主な業務ですが、いつかは自社製品への知識も深め、開発などにも関わりたいと考えています。周囲から必要とされるような人になるために意識しているのは、どんな業務に対してもクリエイティビティを持って臨むこと。言われたことだけを淡々とこなすのではなく、「私が今できる最大限の力を注ぐんだ」という気持ちで取り組めば、小さな業務であっても人を喜ばせることができます。この姿勢を忘れることなく、社外・社内に関わらず多くの人を笑顔にできる仕事を行っていきたいです。

私にとっての同志社女子大学

密度の濃い授業と学びに集中できる環境が、成長の糧に。

英語の4技能を徹底的に磨く授業や、ネイティブスピーカーから学べる授業など、充実したカリキュラムで語学力が着実に高まりました。また、英語を通じて環境問題や貧困・格差などを考える授業もあり、単なる知識を超えた、幅広い価値観を得られたと感じています。緑が豊かで、自主学習やディスカッションのためのスペースが整っているのも、同志社女子大学の特徴です。私はとにかくキャンパスが大好きで、課題や試験勉強はいつもラーニング・コモンズなどで行っていました。みなさんもこのアットホームなキャンパスで、自身の興味を思い切り追求し、人生に役立つ知識や価値観を身につけていってください。
※掲載内容はインタビュー当時のものです
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