
プロモーション力Divisionチーム大阪 プロモーション力
(現・メディア創造学科)
好奇心のアンテナを張りつづけ、
“体験”で“感動”を起こすイベントづくりを。
広告会社でプロモーション事業に携わる卒業生にインタビュー。動画制作やイベント実行委員など、大学での経験がこの業界に導いてくれた、という彼女。エネルギッシュな姿の根底には、「リアルな体験を通じて、感動を与えたい」という強い想いがありました。
広告業界をめざしたのは、
心動かす体験を誰かに届けたかったから。
1年次生のとき、映像制作の授業で、出産の現場を撮影する機会がありました。この目でお産を見て感じたのは、「人が生まれること」の素晴らしさと、心震える強い感動。後日、協力いただいたご家族に動画や写真を送ったところ、「一生の記念にします」というお手紙もいただいたんです。一連の出来事から、「体験によって、人の心は大きく動く」こと、そして「自分が携わった作品で人を笑顔にする喜び」を学びました。この経験と、大学でイベント実行委員をしていたことが相まって、「誰かの心を動かす体験を創り、多くの人に届けていきたい」と思うように。イベントの企画・運営を行える、広告業界に飛び込むことを決意しました。
アイディア出しにも全力投球。
経験の浅さは、熱意でカバーする。
私が所属しているのは、企業のプロモーションを手がける部署。自分ひとりでイベントや制作物の企画・運営を担当することはまだないのですが、アイディア出しや、市場のリサーチなどで企画提案に関わることも。小さくても実績を残すことが大切だと考え、先輩に「何かアイディアある?」と尋ねられたときは、いつも全力で取り組みます。好奇心旺盛で、TikTokやYouTube、Twitterなど各種SNSをくまなくチェックしているのが私の強み。流行を取り入れ、若者の感性を意識したアイディアを、できるかぎりたくさん提出するようにしています。
アイディアがかたちになった瞬間の
喜びをかみしめ、前に進み続けたい。
以前、とある大学の入学・卒業イベントを担当したときのこと。学生が記念撮影を行うパネルに記載することばを、考えることになりました。チームの先輩からは軽く「いい案があったら出してね」と頼まれたのですが、100本近く案を考えて提出。1、2本ではありましたが、採用してもらえました。自分の考えたことばがパネルに載ったのを見て、胸がいっぱいになったことを覚えています。アイディアがかたちになり、それを見た人が喜んでくれる。そこに大きな達成感とやりがいを再確認し、これからも努力を惜しまず、毎回全力を出し切ってイベント企画に臨みたい!と決意を新たにした出来事でした。
授業で高めたプレゼンスキルが、
考えを伝える今の仕事に役立っている。
大学生活のなかで、特に心に残っているのは授業の一環として行われたプレゼン大会。チームでプレゼンを行い、伝わりやすさや考え方の精度を競うのですが、私の所属するチームは意見が二手に分かれてしまったんです。先生の助言もあり、私たちはチームを分割してプレゼンを行うことに。イレギュラーな状況ながら「自分の想いがきちんと伝われば、絶対に評価されるはず」と信じて全力で取り組み、1位を獲得することができました。意見の食い違いを「まあいいか」で済まさず、きちんと問題点に向き合う。そして、相手を受け入れつつも自分の主張を伝えていく。授業を通して培ったプレゼン力は、今も企画提案などの場で役立っています。
誰かの心を震わす日を夢見て、
今日も、ノートに企画を書き留める。
この業界に入るきっかけにもなった「体験が、人の心を動かす」という想いは、これからも持ち続けていきたいです。まずは一連のプロジェクトを、自分の手で成立させること。その上で、記憶に残るような感動体験を企画・運営していくことが今後の目標です。具体的には空間デジタルアートなど、テクノロジーを用いた新感覚なイベントに携わりたいと考えています。目標に少しでも近づくため、日頃から気になったことばやアイディアをノートに書き留めるのが私の日課。ノートから飛び出した企画が、多くの人の笑顔をつくる日を夢見て、これからも走り続けていきます。