Doujo Women's Career Story-多彩な業界で活躍する同女の卒業生インタビュー-

仕事内容も、やりがいも、大学時代のエピソードも、
卒業生のリアルをお届けします。
公立小学校(滋賀県)
教諭
学芸学部音楽学科
音楽文化専攻 卒業

一人ひとりのこどもに寄り添い、
その子らしい成長を支えていく。

「音楽」と「教育」。大学で得た2つの学びを生かしながら、小学校の先生として活躍している卒業生にインタビュー。こどもたちを指導するうえで大切にしていること、音楽を学んできた自分だからこそできる教育の在り方などについて語っていただきました。

My Story

Episode01

教育の道へ進む勇気をくれたのは、
ボランティアで出会ったこどもたち。

小学校教諭になりたいという夢は持っていましたが、教育について学ぶにつれ、「教える責任」を自分がきちんと果たせるのか、進路に迷うこともありました。そんななか、転機になったのは、大学2年次の時に参加した小学校でのボランティア。丁寧にコミュニケーションをとるうちに、こどもたちが少しずつ心を開き、私を頼ってくれるようになったんです。この出来事から教えることの楽しさを実感し、教育の道に進む決意ができたのを覚えています。

Episode02

達成感を得ることで、こどもたちに
“学ぶ楽しさ”を感じて欲しい。

担任を務めているのは2年生のクラス。授業はもちろん、遊びや給食指導も行っています。授業で心がけているのは全員が“わかった!”と感じられる瞬間をつくること。達成感を感じることで、学ぶ喜びを知って欲しいと思っています。できなかったことができるようになった瞬間や、クラスのみんなで発表会や運動会を成功させられたときは、先生である私自身も本当にうれしいです。生徒と共に成長できているなと感じられることが、なによりのやりがいになっています。

Episode03

先生になってからも、日々勉強。
こども目線のクラス運営をめざす。

こどもたちが楽しく勉強と向き合えるクラスをつくるため、書籍を読んだり、先輩方からアドバイスをもらったりして、日々勉強を続けています。目標は大学2年次のボランティアで出会った先生の授業。集中できない子に勉強を強制するのではなく、「なんで嫌なのかな?」と語りかけ、寄り添う姿が印象的でした。私もあの先生のように、こどもたちとの関わりを第一に、信頼関係を築けるような教師になっていきたいと思っています。

Episode04

音楽を用いた学びを取り入れて、
私らしい指導方法を確立したい。

大学で履修した授業のなかで特に心に残っているのは、リトミックや音楽心理学の授業。音楽療法を学ぶための授業ではあるのですが、音に合わせて体を動かし、感情を表現することはこどもの教育にもつながるものがあります。音楽と教育の両方を学んできた強みを生かして、音楽の力を日々の授業に取り入れていきたいと考えています。

Episode05

音楽の力で、明るく楽しい
クラスの雰囲気をつくっていく。

こどもたちの言葉や反応から、たくさんのことを学ばせてもらって、私自身も育ててもらっているなと感じています。「もっとこうすればよかった」「次はこうしてみよう」という試行錯誤を繰り返しながら、生徒一人ひとりの長所を伸ばせるような先生になっていきたいです。音楽を生かした学級経営を行っていくのも目標なので、朝の歌や音楽を使った遊びを通じてクラス全体の雰囲気を明るく、楽しいものに導いていきたいと考えています。

私にとっての同志社女子大学

音楽と教育。2つの夢を同時に抱き、叶えられる場所。

同志社女子大学に入学したからこそ、音楽について学びたいという想いと、教師になりたいという夢を両立できたのだと思っています。音楽学科の授業では大好きな音楽に対する知識と技術を深められましたし、現代こども学科の授業や大学の教育関連セミナー、キャリア支援部のサポートを受けたことで、教師になるための実践的な力が身につきました。教師をめざす他学科の友人と、情報交換をしたり励まし合ったりして、一緒に教員採用試験を乗り越えたのもいい思い出。たくさんの夢があると、進路に迷ってしまうものですが、将来の可能性を狭めるのではなく、広げていくような学び方を、ぜひ同志社女子大学で経験してほしいと思います。
※掲載内容はインタビュー当時のものです
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