Doujo Women's Career Story-多彩な業界で活躍する同女の卒業生インタビュー-

仕事内容も、やりがいも、大学時代のエピソードも、
卒業生のリアルをお届けします。
京都市役所
子ども若者はぐくみ局
幼保総合支援室
管理栄養士
生活科学部食物栄養科学科
管理栄養士専攻 卒業

“食”でみんなの健康をサポートしながら、
京都の食文化を発信していきたい。

京都市の職員として、市民の健康をサポートしている卒業生インタビュー。給食の献立づくりや、食に関する相談に応じています。彼女が管理栄養士として活躍する背景には、人の健康に向き合い、身体にやさしい食事を摂ってもらいたいという思いがありました。

My Story

Episode01

毎日の食事が健康な身体をつくる。
実体験が、管理栄養士をめざすきっかけに。

昔から食べることが大好きで、学校の給食はいつもおかわりをするこどもでした。その一方で家庭では、食事療法が必要な家族がおり、栄養のバランスや塩分などに気をつかうこともありました。食事療法は疾患のある人が食べ物を制限するのではなく、疾患のない人にとっても健康を意識した食事を一緒に食べられるということだと実感。毎日の食事から身体ができることや、健康な人でも食事に気を配ることの大切さを学びました。こうした経験から、疾患を抱える人だけでなく、みんなの健康を食からサポートしていきたいと思い、管理栄養士をめざしました。

Episode02

味だけでなく、見た目からも、
おいしい食事を考えています。

京都市の職員として、市営保育所の給食の献立作成や、調理員のサポートをしています。献立は、過去のメニューを参考にしながら、こどもに必要なカルシウムや鉄分が豊富で、ボリュームのあるメニューを考えています。さらに栄養バランスだけでなく、見た目も重要。赤・黃・緑などの食材を取り入れて、こどもたちに食べたいと思ってもらえるような、カラフルな印象も大切にしています。「おいしい!」と喜んでくれるこどもたちの笑顔を見ると、それまでの苦労が吹き飛ぶほどに、嬉しさとやりがいを感じます。

Episode03

アレルギーや宗教食など、
一人ひとりに合わせたメニューを。

こどもたちの中には、アレルギーや宗教上の理由で、食べられないものがある子もいます。小麦が食べられないこどもには米粉を代用したり、豚肉が使えない場合は、魚や豆腐で代用したりと、一人ひとりに合わせたメニューづくりが必要です。はじめは、細やかな配慮が求められる仕事に苦戦しましたが、先輩や上司にアドバイスをいただきながら、少しずつ要領をつかめるようになりました。

Episode04

離乳食づくりから食事療法まで、
市民相談に役立つ大学の学び。

現在の職場では、保育施設での給食や食育に関する電話相談に対応することもあります。4年間で学んだ、食材の栄養素や給食の衛生管理、食物アレルギーなどについての知識を生かせています。また、在学時の糖尿病や腎臓病の健康教室を想定した栄養教育の実習など数多くの実習を通して、相手の立場を考え、分かりやすく話す力も身につけられました。調理実習では、市販のベビーフードと食べ比べをしながら、離乳食を作ることもありました。ただ野菜を茹でただけで、素材のうまみが生きたスープになることを知り、あまりのおいしさに感動したことを覚えています。

Episode05

地元の食材を織り交ぜながら、
オリジナル料理をつくりたい。

大学に入学したばかりのころ、京都の料亭「六盛」でのマナー講座で礼儀作法を学ぶ機会があり、京都の食文化に強く興味を持つようになりました。職場では、毎月「おばんざいの日」という取り組みがあり、京都の食材を使った日常的なおかず(おばんざい)を献立に取り入れ、ホームページで公開したり、情報発信をしています。今後はオリジナルメニューを提案しながら、京都の誇れる食文化をより多くの方に伝えていきたいです。

私にとっての同志社女子大学

本気の姿勢に応えてくれる、学びの環境。

食物栄養科学科では、基礎から応用まで、食と健康のかかわりをじっくりと学び深めることができます。また学科内にある「国家試験対策室」では、管理栄養士の資格取得を目指すためのサポートが充実しており、私が勉強方法に悩んだときには親身になってアドバイスしてくださいました。4年次になると模擬試験が毎月行われるので、本気で資格を取得したい人にとっては、心強い大学です。ぜひ在学生の皆さんも、同志社女子大学のサポートを活用して、夢をかなえてください。

※掲載内容はインタビュー当時のものです
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