Doujo Women's Career Story-多彩な業界で活躍する同女の卒業生インタビュー-

仕事内容も、やりがいも、大学時代のエピソードも、
卒業生のリアルをお届けします。
公立小学校(奈良県)
教諭
学芸学部音楽学科
音楽文化専攻 卒業

こどもたちと一緒に学び、
教員として成長し続ける。

奈良県にある公立小学校の教員として、こどもたちと向き合っている卒業生にインタビュー。在学中には音楽や教職の学びだけでなく、留学、ボランティアなど多彩な活動に挑戦したそうです。現在も英語検定に臨むなど、意欲的に学び続ける彼女の今と、大学時代にせまりました。

My Story

Episode01

あの先生のようになりたい。
自身の思い出が、教員をめざすきっかけに。

私が教員をめざしたのは、小学生のときに出会った音楽の先生がきっかけでした。ピアノがとても上手で音楽に関する知識の幅がとても広く、私自身、音楽の授業を毎回楽しみにしていました。高校生になり、将来の進路について考えていたときに、あらためて思ったんです。「私も、あの先生のように楽しい授業ができる先生になりたい」と。大学で教職課程を履修する中で、中学校・高等学校の音楽科教員に惹かれたこともありましたが、最終的には小学校の教員になることを決めました。小学校では音楽だけでなく他の教科も幅広く教えることや、6年間という長期間にわたってこどもたちに関われるという点が、魅力的に感じたからです。

Episode02

身体・知的障がいを持つこどもたちの、
学習をサポート。

初任校に配属されてから3年間は低学年の学級担任を受け持ち、現在は6年生の特別支援学級を担当しています。身体・知的障がいを抱えていたり、情緒的に不安定なこどもたちの学習をサポートしています。この仕事で難しいと感じるのは、「どこまでサポートするのか」というところ。過度なサポートは、こどもたちの成長の妨げになってしまうため、一人ひとりに合った寄り添い方が重要です。まずはこどもたちの考える時間や行動を大切にし、本当に困っているときだけヒントを教える。こどもの様子をじっくり見守り、人としての成長を促すような教育を心がけています。

Episode03

一方的に教えるのではなく、
こどもたちと一緒に授業をつくる。

こどもたちは、とても素直です。興味があることには前のめりになって行動しますが、おもしろさが薄れるとすぐに飽きてしまいます。そのため、こどもたちの興味を掻き立てる授業づくりが大切です。例えば、計算方法を学ぶときには、お買い物ごっこをしてみたり、お店の店主さんになってみたり。私から一方的に教えるのではなく、こどもたちと一緒に授業をつくり、楽しみながら学べる授業の在り方を、今も模索しています。また学級活動の時間でも、「ハロウィンパーティ」をはじめ、こどもたちに楽しんでもらえるような企画を行い、こどもたちの笑顔にやりがいを感じています。

Episode04

音楽も、教職も、留学も。
学びたいことや興味にのめり込んだ4年間。

大学では、音楽の専門性も、教員としての専門性も高められる学びが充実していました。音楽面では、ピアノの個人レッスンで苦手を克服できる練習方法を教えていただき、以前に比べて表現力がより豊かになったと感じています。また、教職課程の授業では、小学校での授業に応用できるアイデアを吸収することができました。理科の実験や家庭科の実習において、こどもたちの興味を掻き立てる工夫を学ぶことができ、まさに現在の授業に役立っています。さらに、在学中には小学校と中学校へのボランティアに加え、オーストラリアへの留学に挑戦。自分の興味に向かってとことん学ぶことができた4年間でした。

Episode05

学力も、人としての成長も後押しできるように。
これからも学び続ける。

教員になって5年目。今の職場や、こどもたちとの関わり方にも慣れてきたところです。その一方で、こどもたちへの指導に自信が持てなかったりと、教員としての未熟さも感じています。これからも日々学び続けながら、こどもたちの成長を後押しできる教員になりたいです。特に、高学年は外国語が教科化されたことにより、私自身の英語力向上をめざして、英語検定準1級の勉強に励んでいます。学べることは、積極的に学ぶ。今後も、主体的な姿勢を持ち続けていたいです。

私にとっての同志社女子大学

やりたいことを、とことん実現できる環境。

小学校教員にもなりたいけれど、音楽も専門的に学びたい。そんな私のよくばりな望みを叶えてくれたのが、同志社女子大学でした。音楽文化専攻では中学校・高等学校だけでなく、小学校教員の教職課程も受けられることが魅力。さらに、英語に対する苦手意識を克服するために留学に挑戦したり、学内で開催されている資格取得支援講座を受講して教員採用試験の対策を重ねたりと、やりたいことや夢に向かって徹底的に学ぶことができました。将来の目標が定まっている人も、そうでない人も、同志社女子大学で自分の興味を広げ、学びを深めてください。

※掲載内容はインタビュー当時のものです
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