• TOP
Doujo Women's Career Story

卒業生の仕事 - Graduate jobs - 多彩な業界で活躍する同女の卒業生インタビュー

仕事内容も、やりがいも、大学時代のエピソードも、
卒業生のリアルをお届けします。
株式会社アクセ
JAPAN DENIM GINZA
総合職(店長)
生活科学部人間生活学科 卒業

アパレルの現場に向き合い、
産地と社会の好循環を生んでいく。

ファッションへの興味を原点に、アパレル業界へ進んだ卒業生。大学での学びを通して、ものづくりの背景や社会課題に目を向けるようになり、現在はデニムブランドの接客や商品企画に携わっています。好きから始まった関心が、どのように仕事へとつながっていったのか。その歩みをたどります。

My Story

Episode01

幼い頃から好きだった服が、
自分の進む道の原点に。

ファッションへのこだわりは、小学生の頃からありました。その日着る服を自分で選び」、周りから褒めてもらえた経験から、洋服は自分に自信を与えてくれる存在でした。高校生になって大学進学を考えるようになったとき、興味があったのは心理学。しかし、その先にどんな仕事があるのかが具体的に思い描けず、迷いを感じていました。そんななかで改めて立ち返ったのが、「自分は何に一番惹かれてきたのか」という原点。そこで浮かび上がったのが、ファッションでした。心理学とファッション、その両方に向き合いながら進路を探りたいと考え、幅広い分野を横断して学べる同女を選びました。

Episode02

アパレル産業を取り巻く課題を知り、
向き合い方や将来像を見つめなおす。

大学では、衣食住を軸に暮らしを多角的にとらえながら、もともと興味のあった衣服を専門的に学ぶことができました。3年次には被服学のゼミを選択し、卒業制作では使い古したジーンズを解体してワンピースをリメイク。手を動かして服が形になっていく高揚感は、「ゆくゆくは企画職に携わりたい」という仕事の憧れにもつながっていきました。一方で、アパレル産業における環境問題や労働問題を扱う授業も印象に残っています。ファッションを楽しむ世界の裏側にある地球環境への負荷や発展途上国における過酷な労働環境などの課題を知り、「このままでいいのだろうか」と考えるように。また、京都の伝統工芸の現場を訪れ、ものづくりの背景や後継者不足といった課題にも触れました。そうした経験から、エシカル※なものづくりに携わりたい、そして消費者の意識も変えていけるような仕事がしたいという想いが、次第に強くなっていきました。

※エシカル:「倫理的」「道徳的」人、社会、地域、環境に配慮した「思いやり」のある考え方や行動のこと

Episode03

尾道で見つけたのは、
自分の好きと社会をつなぐ仕事。

何事においても、直感を大切にしている私。それは就職活動も同じく、旅行で訪れた尾道という土地に、「ここで暮らすかもしれない」と惹かれるものがありました。その土地にかかわる仕事を探すなかで出合ったのが、三備地域の工場と連携し、デザイナーとともにものづくりを行う弊社の「JAPAN DENIM事業」です。ファッション性とクオリティ、そしてサステナブルなものづくりを両立している点に、率直にワクワクしたのを覚えています。デニムをテーマに卒業制作に取り組んでいたことも影響し、迷うことなく入社を決めました。現在は銀座にある店舗で接客を行いながら、商品企画にもかかわっています。現場で感じたお客さんの反応やニーズをもとに、商品づくりに意見を反映できる環境は大きな魅力のひとつ。自分のアイデアが形になり、それが誰かの手に届いていくことに、やりがいを感じています。

Episode04

つくる人の想いも、その裏にある課題も。
一着の物語を、届けていく。

仕事では工場に赴き、少人数で黙々と作業を続ける職人の姿や、後継者不足といったものづくりの現実を目の当たりにすることもあります。現場で話を伺うなかで、「この人しか扱えない機械がある」という言葉を聞き、産業の未来に対する課題をより具体的に実感しました。同時に、自分はどの立場からこの仕事にかかわっていくのかを考えるきっかけにもなりました。また、デザイナーたちが自分たちのブランドに込めた想いや、社会に対する意義を真剣に語る姿にも触れ、「その想いを伝えられるのは店舗に立つ自分たちだ」と感じるように。商品がどのようにつくられ、どんな人の手を経て届いているのか。その背景を知っているからこそ、お客様に丁寧に伝えていきたい。そうした意識が、日々の接客にもつながっています。

Episode05

産地を守り、価値を伝える。
エシカルなものづくりの担い手へ。

今の目標は、店舗での接客やSNSを通して、ブランドのファンを少しずつ増やしていくこと。あわせて、企画や生産管理など、よりつくり手に近い立場にも携わりながら、つくる側にも買う側にも納得してもらえるものづくりを実現していきたいと考えています。その先に描いているのは、デニム産業や産地そのものが存える未来。エシカルなものづくりの輪が広がることで、需要が生まれ、雇用につながり、地域が活性化していく。そうした循環の一端を担える存在でありたいです。

私にとっての同志社女子大学

多角的な学びから、自分の軸を見出すことができた。

進路を決めるとき、心理学とファッションのどちらにも興味があり、ひとつに絞ることができませんでした。でも人間生活学科には、その迷いを無理に整理するのではなく、興味の赴くままに学び続けられる環境があります。多角的に学んでいくなかで、「やっぱり惹かれているのは衣服なんだ」と、自分の気持ちに納得できたこと。その感覚を大事にしながら進路を選べたことが、今の自分につながっています。正解を与えられるというよりも、自分で選び取る感覚を少しずつ掴んでいった、同志社女子大学での時間。伝統が息づく京都で豊かな感性を磨くことができる、ものづくりを学ぶのにこの上ない環境だったなと感じています。
※掲載内容はインタビュー当時のものです
TOP