Doujo Women's Career Story-多彩な業界で活躍する同女の卒業生インタビュー-

仕事内容も、やりがいも、大学時代のエピソードも、
卒業生のリアルをお届けします。
日本貨物航空株式会社
マーケティング部
マーケティングチーム
アジア・オセアニア地域担当
学芸学部国際教養学科 卒業

同女で培った主体性を武器に、
国と国、人の想いを物流でつなぐ。

身につけた英語力を生かし、国際物流を支える卒業生にインタビュー。人ではなく物を運ぶ、「貨物航空」の世界に飛び込んだ理由や、文化の違いを乗り越えながら国を超えた仕事を成し遂げるやりがいについて、うかがいました。

My Story

Episode01

コロナ禍のイレギュラーを乗り越え、
飛び込んだ「貨物航空」の世界。

同女で学び、イギリス留学もしていた姉の影響で、自然と英語や異文化に興味を抱くようになりました。学んでみたい分野は他にもあったのですが、「留学は今しかできない」と思って、国際教養学科に入学。入学当初は客室乗務員をめざし、航空業界への就職を考えていました。しかしコロナ禍の影響で、航空業界の採用活動がストップ。新しい進路を探すためにキャリア支援部主催の就活イベントに参加し、そこで初めて「貨物航空」という分野を知りました。人と物、運ぶものは違っても国同士をつなぐ仕事に変わりはないはず。イベントを通じてそう感じたことが、今の会社に入るきっかけになりました。

Episode02

国籍や文化が違うからこそ、
「伝える」ことに重きを置いて。

日本貨物航空は、日本と海外間を結ぶ国際輸送の会社です。担当している香港、上海、シンガポール、バンコク、台北支店とWEBミーティングを行ったり、新規顧客開拓のためにヨーロッパやインドへ出張に行ったり。ほとんどの業務において、英語でのコミュニケーションが必要になってきます。働く中で学んだのは、文化や言語の違いを超えて理解し合うためには、「伝えたいことを、伝わるように話す」という姿勢が最も大切であるということ。言葉足らずではないか、遠回しな言い方になっていないか。そういった観点で発言内容やメールの文章を事前にチェックし、「伝わる」コミュニケーションを心がけています。

Episode03

国際物流のマーケティングは、
正解のない課題と向き合う仕事。

現在は、アジア・オセアニア地域で商品を販売していくためのマーケティング活動に従事しています。私たちの会社が販売しているのは、航空機の「貨物スペース」です。形がある製品とは違い、新しい機能を付与したり、デザインを変えたり、といった販売戦略をとれない点がこの仕事の難しいところ。どうすれば安定的に貨物スペースを販売できるか、新しいお客様を獲得できるか。これ!という正解がない課題に取り組むからこそ、仕事においては自ら考え行動に移す主体性と、国内外の仲間と連携するチームワークが両方必要になってきます。

Episode04

主体性は持ちつつ、仲間も頼る。
同女で得た、対極的なふたつの力。

自らの判断で物事を推進する主体性と、他者を頼る勇気。ある程度仕事を任される立場となった今、同女での4年間が育ててくれた一見対極に見えるこのふたつの力が、日々役立っていると強く感じます。まず仕事の初手においては、提案内容や課題解決方法を自ら検討。ある程度形になった段階で早めに周囲を頼り、上司や先輩の意見を交えながら100点の状態にブラッシュアップしていきます。主体的な姿勢と、仲間に頼る姿勢。これらをバランスよく織り交ぜるからこそ、責任感は持ちながらも悩み過ぎず、楽しく仕事と向き合うことができています。

Episode05

単に物を運ぶのではなく、
背景にある「想い」も届ける。

入社して4年。物流は単にA地点からB地点に物を運ぶ仕事ではない、と思うようになりました。通常のプランにはない臨時便を飛ばし、お客様の希望に沿ったサービスを提供できた時。展覧会のために日本に運ばれる美術品や海外のレースに参加する競走馬など、国家間の信頼に関わるような輸送を成功させられた時。そんな時に、大きな達成感とやりがいを感じ、「物を運ぶ」という過程を通じて、事業やプロジェクトの裏にある想いを届ける仕事の素晴らしさを再確認することができています。

私にとっての同志社女子大学

自分の特性を、強みとして引き出してくれた。

元々「こうしたい」「これがやりたい」という意志が、しっかりとあるタイプの私。高校までは、意志の強い自分を時々「わがまますぎるかな」と思ったりもしていました。しかし同女には、意志を持って前進することを推奨する環境があり、やりたいことを明言したり、自己表現をしたりすることは、良いことなんだと思えるように。マイナスに捉えることもあった自分の特性を「強み」として認めてもらえたことで、自信を持って強みを伸ばし、自分らしさとして根付かせることができたと感じています。
※掲載内容はインタビュー当時のものです
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