Doujo Women's Career Story-多彩な業界で活躍する同女の卒業生インタビュー-

仕事内容も、やりがいも、大学時代のエピソードも、
卒業生のリアルをお届けします。
パナソニック株式会社
エレクトリックワークス社
マーケティング本部
近畿電材営業部
京都電材営業所
生活科学部人間生活学科 卒業

ゼミで得た照明の知識と、人に考えを伝える力が、
今の私をつくってくれた。

大学時代に、空間における「光」や「色」が人に与える影響を学んできた経験を生かし、照明をはじめとした「電材」の販売に携わる卒業生をインタビュー。照明に関する専門知識を役立てながら、営業として活躍する姿に迫りました。

My Story

Episode01

空間の特性やデザインが、
心を動かす理由を知りたくて。

小学生の頃に自宅をリフォームしたことをきっかけに、空間づくりに興味を抱くようになりました。関心を持っていたのは、設計や構造といった建物の「枠組み」というよりも、その場所が人に与える印象など、建物の「内側」におけるデザインや心理の領域。人が「素敵だな」と感じる家やオフィス、商業空間にはどんな秘密があるんだろう。なぜ、「素敵」という感情が呼び起こされるんだろう。そんな疑問を持ち、ハード面だけでなくソフト面からも空間を学びたかった私にとって、同女の人間生活学科がベストな選択でした。

Episode02

ゼミでの経験が、仕事に直結する
知識やスキルを与えてくれた。

住環境について広く学ぶうちに、特に空間の「色」や「光」が人に与える影響を深掘りしたいと思うようになり、「光環境」を専門領域としている奥田先生のゼミに入りました。卒業研究のテーマは「まぶしさの感じ方」について。強い光に敏感で、明るすぎる場所が苦手な自分の体質をヒントにした題材です。照明が人に与える心理的影響、その個人差を明らかにするために、たくさんの文献を調査したり、実験やアンケートを繰り返したり……。今思えばとにかく忙しくて大変な日々でした。でも、照明に関する幅広い知識や、人に考えを伝える資料作成・プレゼン力などのゼミで得た力は、大切な財産になっています。

Episode03

オフィスや商業空間に不可欠な、
「光」を届けていく仕事。

パナソニックに就職を決めたきっかけは、3年次で参加したパナソニック ライティング事業部のインターン。日本中のあらゆる空間に「光」を届ける仕事に惹かれるようになりました。企画開発などの作り手に近い職種ではなく、営業職を選んだのは、現場に近い場所から、照明を通じた空間づくりに貢献したいと思ったから。神戸での勤務を経て、最近京都の事業所に異動になりました。大学時代を過ごした京都の街をめぐり、照明をはじめとした建物の電気系統を支える「電材」を、お客さまのもとへと届けています。

Episode04

自信をもってみんなを支えられる、
照明の専門家をめざして。

中堅と呼ばれる年次になり、最近は上司や先輩から「相談される」ことが増えてきました。若手時代の上司や先輩との会話といえば「何かを教わる」ことがほとんど。それが「大垣さんはどう思う?」「大垣さんならどうする?」といった問いかけに変わってきていることに、成長を感じられています。パナソニックは、日本でも有数の電材メーカー。多岐に渡る製品、日々加わる新しいラインナップを把握することは、簡単ではありません。だからといって諦めることなく勉強を続け、いつか「照明のことなら大垣さんに聞くのが一番!」と仲間からも、お客さまからも頼られる、プロフェッショナルな営業になっていくことが夢です。

Episode05

キャリアを重ねてきたからこそ、
改めて、同女での学びが心に響く。

キャリアを重ねた今だからこそ、改めて同女での日々を思い出すことがあります。特によく浮かぶのは奥田先生の「選択肢をひとつでも多く持つことが、幸せにつながる」という言葉。昨今の社会の動きの中で、キャリア形成における男女の違いは、小さくなってきています。とはいえ、ライフステージや環境の変化に伴って、女性の選択肢が狭まってしまう場面がゼロになったわけではありません。自分はどのような未来に向かっていきたいか。それをかなえるために、どんな選択肢をもつべきなのか。自分らしい選択肢を増やし続けることで、後輩たちのロールモデルになれたらいいな、と考えています。

私にとっての同志社女子大学

「ほめあう文化」が、自らしさと広い視野を育てる。

少人数でアットホーム、学生同士はもちろん、先生と学生の距離も近いことが同女の魅力です。特に好きだったのが、お互いを「ほめあう文化」。同女では学科が違う学生と交流したり、一緒に授業を受けたりする機会も多いので、得意なことや進路の方向性、雰囲気が異なる人との出会いがたくさんあります。そういった違いがあったとしても、相手が大切にしている考えや想いを否定することなく、「素敵だね」「いいね」と言い合える。だからこそ、自分らしさを大切にしながら、広い視野を育てていくことができたと感じています。
※掲載内容はインタビュー当時のものです
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