
Advanced Showroom
オンラインプロジェクト
ショールームコーディネーター
住まいづくりのご提案で、
「その人らしい暮らし」を届けていく。
建築材料・住宅設備機器を扱う大手企業で、コーディネーターとして働く卒業生にインタビュー。オンラインショールームを通じ、全国のお客さまへの提案を行う上で、日頃から大切にしていることや、今に生かせている大学時代の学びについても語っていただきました。
リフォームによる生活の変化を体感し、
住環境を支える仕事をめざした。
京都の祖母の家で暮らしていた大学時代。年齢を重ねるにつれ使いづらくなってきたドア、階段、水回りなどを、祖母が快適に暮らせるようリフォームしたことがありました。完成後、「暮らしやすくなった」とうれしそうに言う祖母を見て、人が生活する中で困っていることを解決する、住まいづくりにかかわる仕事がしたいと考えるように。就職活動中に出合ったLIXILの「お客さまの笑顔のために」というミッションに共感し、入社を決意しました。
オンラインでも商品の魅力が伝わるよう、
見せ方にも、話し方にも工夫を凝らす。
私の仕事は、オンラインショールームというサービスをお客さまにご提供すること。これは新築やリフォームを検討中のお客さまが、時間や場所にとらわれることなく、コーディネーターとの相談ができるという、時代に合わせて誕生したLIXILの新しいサービスです。お客さまの理想の暮らしについてヒアリングし、それに寄り添えるよう、主にキッチン・浴室・洗面・トイレといった水回りの商品のご案内とプラン作成を行っています。お客さまがずっと同じ画面を見ていて退屈な思いをしないよう、動画や3Dツールを用いてリフォーム後のイメージをお伝えしたり、重要なポイントは「ここに注目です」と印象に残るような言葉とトーンで強調するなど、伝え方にメリハリをつけることにこだわっています。
商品の詳細まで自分の言葉で伝え、
お客さまと信頼関係を築いていく。
オンラインショールームは、時間や場所の制約なくリフォームプランを考えられるサービスですが、こちらが提案する床材や壁材をお客さまが実際に手に取ることが難しいという一面も持っています。そのため私は、自分が直接ショールームや実店舗に出向いた際に撮った写真やメモを、辞書のように常に活用。商品の仕様や操作方法、またカラーや質感のニュアンスまで自分の言葉でお伝えすることで、オンラインでも安心して購入していただけるように努めています。最初はオンラインでの相談に抵抗があったというお客さまから、「担当の方がすごく丁寧で、説明が分かりやすかった」「親切に商品のことを教えてくれて非常に良かった」といったお言葉をいただいたとき、信頼関係が築けたことを実感して本当にうれしかったです。
大学で身につけた色彩の知識をベースに、
お客さまのニーズを的確に読み取る。
大学で受けた授業の中で印象に残っているのは「色彩学」。彩度や明度などの基礎知識から、色から受ける印象の違い、色による効果などについても具体的に学ぶことができました。「ナチュラルな服装の方だから、この色を気に入ってくださるかも」「フェミニンな雰囲気のものを選ばれたから、この色の商品を組み合わせるのも良さそう」というように、お客さまごとに異なる趣味嗜好やニーズを読み取り、「その人らしさ」を踏まえて提案する際は、色彩学で得た知識が大いに役立っています。
リアルとオンラインをつなぎ、
お客さまの心を動かす提案をしていきたい。
オンラインショールームを担当している現在ですが、将来的には、リアルとオンラインをつなぐコーディネーターになることが目標です。店舗で実際に商品に触れ、暮らしのイメージをふくらませる。オンラインで商品の詳細を知り、多くの選択肢の中から比較検討する。リアルとオンラインをどちらも最大限に活用することで、お客さまの住まいづくりはもっと楽しいものになると思います。相手の表情や会話の中から気持ちを読み、心動かすような提案を行うことで、「またこの人にお願いしたい」と信頼を集めるコーディネーターになりたいです。