
オペレーション/エデュケーション
こどもたちの笑顔を第一に、
「遊び」と「学び」をつなげていく。
レゴランドで働き、「遊びから学ぶ」ことの大切さを発信している卒業生にインタビュー。楽しみながら学びを得ることで、こどもたちはどのように成長していくのか、それを見守る立場として日々感じているやりがいについて、お話をうかがいました。
「遊び」のもつ可能性に惹かれ、
テーマパークへの就職を決意。
元々は幼稚園教諭や小学校の教員になりたいと思っていたのですが、大学で学ぶうちに「学校」という場にしばられない教育のかたちがあることを知りました。体を動かしながら学ぶアクティブ・ラーニングなど、実践的な授業を通じて興味を持ったのは「こどもは遊びから学ぶ」という考え方。そういった想いと、小さなころから大好きだったテーマパークで働ける、という点に惹かれてレゴランドに就職しました。
ワークショップのファシリテーターとして
全体を俯瞰しつつ、参加者をサポート。
レゴランドはアトラクションやレストランなどが揃った、家族向けのテーマパーク。私はレゴを使ったワークショップを行う部署で働いています。ワークショップではレゴの組み立てや、自分で作ったロボットを動かすプログラミングを学びます。ファシリテーターとして司会進行を行うのが私の役割なので、ワークショップ全体を進行させつつ、参加者の様子に常に気を配り、困っている子がいれば、声かけやサポートを行っています。
「こどもだから」と一括りにせず、
それぞれの個性に合わせて接する。
ワークショップには大人も参加できますが、主な参加者は、3才くらいから小学校高学年くらいまでのこどもたちです。小さい子であればやさしく、ゆっくりとした口調で語りかけ、逆に小学校高学年くらいの子であれば、こども扱いせず対等に話すように気をつけています。その子の成長段階や個性に合わせた接し方を心がける姿勢は、学科で学んだ経験が生きています。
こどもの成長を間近で見られることが、
この仕事ならではの特権。
ワークショップでは、「こどもたちが遊びから学ぶ姿」にたくさん出会えます。自分ひとりでロボットを完成させて大喜びしている子、うまくいかなくて泣いている子。嬉しい、悔しいという感情が生まれるのは、こどもたちが遊びを通じて何かを感じ、学び取っているからこそ。ワークショップを終えたこどもたちが「楽しかった!またくるね」と言ってくれたり、親御さんに「こんなの作ったんだよ」といきいきと説明している姿を見ると、大きなやりがいを感じます。こういった瞬間に立ち会うたびに、大学時代「“学校での勉強”だけに捉われない、学びの大きな可能性」を知り、その現場に立つ仕事を選んでよかったなと思います。
遊びながら学ぶことの大切さを、
こどもたちの笑顔を通じて、発信したい。
ワークショップ参加者の中には、自由な発想力で大人顔負けの改造を施す子も。レゴの組み立てやプログラミングを通じて、こどもたちの発想力や空間認識能力、理論的思考力が育っていく様子を見ていると「遊びから学ぶ」ことの可能性を強く感じます。これからも、こどもが楽しみながら学びを得られるワークショップづくりに積極的に取り組み、「遊びから学ぶ」ことのすばらしさを発信し続けていきたいです。