Doujo Women's Career Story-多彩な業界で活躍する同女の卒業生インタビュー-

仕事内容も、やりがいも、大学時代のエピソードも、
卒業生のリアルをお届けします。
株式会社村田製作所
モジュール事業本部
生活科学部人間生活学科 卒業

ものづくりが好き。
部品の開発から、通信インフラを支える。

電子部品メーカーに勤め、「技術アシスタント」として部品の開発サポートを行っている卒業生にインタビュー。活動の根底には、「ものづくりが好き」という思いがあるそうです。大学ではどんなことを勉強していたのか、なぜ電子部品の世界へ進んだのか。彼女の思いにせまります。

My Story

Episode01

製品開発を、技術的にサポートする。
新しい事務職のかたちに、興味を持った。

「働く人を支える人になりたい」。そんな思いから、就職活動では事務職を視野に入れていました。そこで出合ったのが、村田製作所。デスクワークを主とする一般的な事務職とは違い、製品開発を技術的にサポートする「技術アシスタント」という職種があることを知り、興味を持ちました。もともと細かな作業が得意で、ものづくりが好きだったことから、「技術アシスタント」として働く道を選びました。

Episode02

自ら手を動かしながら、
部品の開発をサポートしています。

生活者の皆さんが、より快適にスピーディにインターネットを利用できるように、通信技術の開発サポートを行っています。具体的には、アンテナに用いる部品の開発です。「5G」と呼ばれる超高速で大容量の通信を可能にする、次世代の通信システムにも用いられています。専用の基板やはんだごてを使いながら、部品のサンプルを試作したり、上手く作動するか評価をしたりと、自ら手を動かしてものづくりを行います。入社当初は、これまで学んだことのない分野だということもあり、分からないことばかりでした。しかし、開発担当者の方をはじめ、先輩方が丁寧に教えてくださり、今では動作不良の原因を解明できるようになるほどに、知識も技術も身につけることができました。

Episode03

ただ指示を待つのではなく、
求められていることを考えて行動する。

開発サポートを通して、生活に欠かせない通信インフラの発展に貢献できていることに、やりがいを感じます。また、扱う部材はミリ単位の細かなものが多く、速く正確にパーツを組み立てられたときにも達成感があります。基本的に技術アシスタントの仕事は、開発担当者の方からの依頼や指示を受けてから作業を進めることがほとんどです。しかし、ただ指示を待つのではなく、求められていることを予想し、先回りで行動することも大切。スケジュールを私から確認したり、不明点は早めに解消したりと、密なコミュニケーションを心がけています。

Episode04

「ものづくりを仕事として続けたい」
4年間を通して気づいた、私の本当の思い。

私が在学していた人間生活学科の学びと、電子部品を扱う村田製作所の仕事とは、一見かかわりがないように思うかもしれません。しかし、ものづくりへの姿勢や、細かな制作技術など、現在の仕事に生きている経験はたくさんあります。例えば、被服制作。浴衣をつくり上げたり、着物の絵柄をデザインしたり、京都の着物職人さんの手仕事を見て学んだりと、ものづくりの技術や知識を身につけることができました。そして何よりも、4年間の学びを通して、自分が本当にやりたいことを見つけることができたのは、大きな成長だと感じています。完成をめざしてこつこつとつくり上げる過程が好きであることを実感し、「ものづくりを仕事として続けていきたい」と考えました。その思いが、村田製作所での技術アシスタントへとつながっています。

Episode05

専門性を磨き、開発サポートの質を高めていきたい。

製品に対する知識や技術を学び、専門性をより磨いていきたいです。製品開発への理解を深めることで、自ら開発担当者への提案ができるようになることが、直近の目標。私自身の仕事の幅を広げ、開発サポートのクオリティを高めていきたいです。

私にとっての同志社女子大学

幅広く学び、自分のやりたいことを見つけることができた。

大学での4年間を通して、自分が本当にやりたいことを見つけ、納得のいく進路選択をすることができました。それは、被服をはじめ、くらしにかかわる多様な学びを通して視野が広がり、「やっぱり私はものづくりが好き」という原点に立ち返ることができたからだと感じています。ぜひ皆さんも、この大学で自分のやりたいことにまっすぐ向き合い、自分らしさが輝く道へと歩みを進めてください。

※掲載内容はインタビュー当時のものです
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