「京都で学ぶ同女の授業!」~後編~

こんにちは!日本語日本文学科4年次生のホノカです!

今回は、「京都で学ぶ同女の授業!」の前編に引き続き後編をご紹介しますね。

実際の授業内容について詳しく紹介するのでぜひチェックしてみてください。

「英語で案内する京都」

「英語で案内する京都」は、平安京成立の歴史から現在に伝わる伝統行事、食、特産品、名所について英語で書かれた資料を用いながら知識や表現力を増やします。そして、何度もアウトプットを行うことにより、特に外国人観光客に人気の高い事柄を中心に英語で説明できるようになることを目指します。この授業では、学内での講義と学外でのフィールドワークを行います。学内では、指定された京都に関するものについて英語で説明を行います。2019年度の授業では京都御所、京都のお祭り、京都のお土産(かんざし、京野菜、八ツ橋など)の説明を行いました。学内での授業を終えると、実際に京都の様々な場所に行き、ガイド役と観光客役に分かれて実践を行います。場所はあらかじめ決められていて、京都御所、下鴨神社、みやこめっせでした。全員で各場所を訪れ、決められたポイントを巡りながらフィールドワークを行います。学生は、各場所で決められたポイントごとに説明する担当を決め、自身の担当ポイントで実際に英語での説明を行います。実際に外国人観光客に説明は行いませんが、その場所を訪れ、英語で説明することはとても良い経験になりました。下の写真は、下鴨神社に行った際の写真です。

フィールドワークが終わると、最後に授業で取り扱ったテーマの中から関心のあるテーマについてのプレゼンテーションを行います。

インプットだけでなく、アウトプットもしっかり行うことでコミュニケーション力やスピーキング力を上げることができたと思います。

※「英語で案内する京都」は複数の教員が担当しているため、教員によって内容が少し異なります。

「京都を読む・歩く・見る」

「京都を読む・歩く・見る」は文献を読み、資料を活用しながら実際に歴史ある場所を訪れ、京都が培ってきた歴史や文化を知るとともに、京都の風土を体得する授業です。この授業でも、「英語で案内する京都」同様、学内での講義と学外でのフィールドワークを行います。1回目の授業では、グループごとに京都の歴史や文化を感じられる場所の中で、どこに行きたいかを話し合い、プレゼンテーションの準備をし、2回目の授業で発表します。発表はグループに分かれ、そのグループ内で各自が行います。発表内容は、1回目の授業で話し合った京都の歴史や文化を感じられる場所の中から、興味を持った場所について調べ、どのような場所か、なぜ行ってみたいのかを発表します。学生の興味がある場所をフィールドワークとして学んでほしいという先生の方針から、学外フィールドワークを行う場所をみんなで決定していきます。3回目では2回目の授業の発表で候補に出た場所の一つをみんなで訪れ、次の授業で学んだことを発表します。3・4回目の授業でも先ほどの説明と同じように行き先を決定し、学びを共有するという流れを繰り返し行います。2019年度の授業で訪れた場所は、承天閣美術館、晴明神社、西陣織会館、二寧坂、養源院、京都タワー、下鴨神社、漢字ミュージアムでした。下の写真は、養源院に行った際の写真です。

ほとんどの場所は、各自自由見学で見て回りますが、先生が一緒に来て解説をしてくださることもあります。

授業の課題には、休みの日に宇治のスタンプラリーに行ってその台紙を提出するというものもありました。

最後に…

全国各地から学生が集まる同志社女子大学では、地方出身の学生も多くいます。そういった学生も座学やフィールドワークを通して、学びながら京都の様々な場所を訪れることができるとてもいい機会だと思います。京都はもちろん大阪や兵庫など近畿圏から通っている学生も、授業だからこそ普段友人とは行かないような場所にも行くきっかけになり、またその土地や建造物について知ることもできるため、京都の新たな発見にもつながります。「京都研究科目」は、京都という歴史ある街で学ぶことができる機会を生かせる科目です。コロナウイルス感染拡大防止により、授業形態が変更になる可能性はありますが、ぜひ、同志社女子大学で授業を受ける際は、京都研究科目を積極的に活用してみてください!

この記事を書いたVIVI girls