近年、日本においては比類のない少子高齢化社会を迎え、医療の急性期と慢性期とを区別する地域包括医療へとシフトしている現状にあります。一方、医療技術が高度に発展していく中、医療関係者にはたゆまない資質向上と生涯を通じての研鑽が要求されます。地域包括医療の中で、薬剤師は在宅チーム医療の一員として、薬物治療全般を通じて責任を持ち、"患者を診る"ことを通じて医療に貢献しなければならない時代に突入しました。これに伴い、同志社女子大学では、日々進歩する薬学関連の知識や処方提案のための知識、および"患者を診る'ための技能を修得する機会を提供し、薬剤師の資質向上に寄与する目的として生涯教育講座を開講する運びとなりました。