若手音楽療法士の海外研修

2012/08/29

濱谷 紀子 (学芸学部 音楽学科特任教授)

 

卒業し、各地で働く音楽療法士の研修は、定期勉強会、学生との交流など、大学と結びついたり、自主的にも行なわれています。その中でも大きく成長するきっかけとなるのは、音楽療法が進んでいる海外での研修です。何年もかけて貯金し、現地集合、現地解散で行われます。

今回は2回目で、8月末に9名が参加、ニューヨーク大学付属ノードフ・ロビンズ音楽療法センターと3つの病院や施設での研修、見学が充実して行なわれました。チーム医療、評価・記録の確立は学ぶところは大きいものの、人を対象とする現場や専門職としての大変さはどこも変わらないこと、しかし制度として生活ができるだけの保障が得られていることなどを、目の当りにすることができました。

 

※所属・役職は掲載時のものです。