ブックタイトル同志社看護 第3巻
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同志社看護 第3巻
「同志社看護」第3巻の発刊によせて看護学部看護学科が開設されてから4回目の春を迎えることができました。学部の完成年度となり,蒼苑館キャンパスはますますにぎやかになってきました。この「同志社看護」も第3巻をお届けすることができました。いずれも,関係者の皆様のお力添えの賜物と心より厚くお礼申し上げます。「同志社看護」は,看護に関する研究論文あるいは研究報告を掲載するという研究中心の編集となりますが,日頃の教育実践活動をとりまとめた教育実践研究や報告,あるいは社会貢献活動の成果報告,大学運営に関する内容など,幅広い内容を盛り込んでいきたいと考えております。第3巻には,投稿論文3編ならびに2016年11月に開催された看護学部学会講演会の内容を掲載させていただきました。講演会は,同志社の創設者新島襄がはじめた京都看病婦学校での教育から130年を迎えることを記念して開催されました。新島研究では第一人者である本井康博先生(元同志社大学神学部教授)をお招きして,「同志社の医療と看護,130年前の第一歩」について,とても心に残るお話しをしていただきました。掲載に先立ち,「同志社と医療」のことを少しでもわかりやすくと,本井先生がご配慮くださいまして,講演内容をもとに「同志社初期における医療・看護教育―新島襄の志と取り組み―」とタイトルを改め,大幅に加筆してくださいました。本井先生は,文章の最後に,看護学生の皆さんに次のようなエールを送って下さいました。「…将来は,ぜひ創立者が望んだ『愛心を以て』看護に励む看護師になってほしいですね。資格を持っているだけの看護師よりも,さらにグレードアップした,一味も二味も違う『精神的に熟練した看護師』になることが,新島襄の思いを21世紀に繋げる道です…」と。ぜひ,「愛心を以て」看護を実践することの意味を問い続けてほしいものと思います。「同志社看護」の発刊は,同志社女子大学看護学会の事業の一環です。その意味でも教員のみならず,学会の一員である学生達と共に,この看護学部のすばらしい未来をつくりあげていくことへの一つの足跡になることを願っています。看護学部長岡山寧子