ブックタイトル同志社看護 第3巻
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同志社看護 第3巻
看護学生の観察時のアセスメント力を視覚情報から可視化する試み4.観察期待領域別の注視回数(表3)5名の注視回数の合計は,点滴が161回と最も多く,酸素・吸引106回,床頭台71回,顔71回,膀胱留置カテーテル67回,ティッシュ・ゴミ袋44回,ナースコール20回,付き添い手2回であった。注視回数平均±標準偏差(最小値~最大値)は,点滴32.2±20.2(15~67)回,酸素・吸引21.2±7.4(13~31)回,床頭台14.2±5.5(7~21)回,顔14.2±7.7(7~26)回,膀胱留置カテーテル13.4±8.2(5~27)回,ティッシュ・ゴミ袋8.8±4.7(3~15)回,ナースコール4.0±2.9(1~8)回,付き添い手0.4±0.9(0~2)回であった。5.視線軌跡パターン1)観察期待領域8項目の軌跡パターン(図2)5名のうちの代表例として視線の動きの順番と注視時間の長さを図2に示した。5名の軌跡パターンの共通点は,はじめに顔を見て,時間の長さに違いがあるものの,点滴,酸素・吸引,床頭台,ティッシュ・ゴミ袋,膀胱留置カテーテルを全体に見渡し,その後,点滴,酸素・吸引,床頭台,膀胱留置カテーテル,ティッシュ・ゴミ袋,ナースコールを1つ1つ見ていた。また1つの項目の合間に顔を見ていた。表2表観2察期観待察領期域待別領の域注別視の時注間視割時合間(%)割合(%)(N=5)中央値平均値±標準偏差(最小値~最大値)点滴25.326.1±5.5(19.0~32.5)酸素・吸引18.919.4±4.5(14.3~26.0)床頭台10.514.7±6.3(10.0~23.4)顔11.912.0±3.3(8.5~16.9)膀胱留置カテーテル7.79.4±2.7(7.2~13.0)ティッシュ・ゴミ袋7.17.5±4.1(3.0~13.8)ナースコール3.23.2±1.2(1.6~5.0)付き添い手0.00.2±0.5(0.0~1.1)領域外7.87.5±2.9(2.910.9)表3観表察3期待観領察域期の待注領視域回の数注(回視)回数(回)(N=5)合計回数平均値±標準偏差(最小値~最大値)点滴16132.2±20.2(15~67)酸素・吸引10621.2±7.4(13~31)床頭台7114.2±5.5(7~21)顔7114.2±7.7(7~26)膀胱留置カテーテル6713.4±8.2(5~27)ティッシュ・ゴミ袋448.8±4.7(3~15)ナースコール204.0±2.9(1~8)付き添い手20.4±0.9(0~2)領域外5811.6±6.3(7~22)観察期待領域図2観察期待領域8項目の軌跡パターン代表例(注視点変化表)(秒)図2観察期待領域8項目の軌跡パターン代表例(注視点変化表)(秒)15