ブックタイトル同志社看護 第2巻
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同志社看護 第2巻
4看護OSCEへの参画1)看護OSCEの内容看護OSCEは,81名の学生を2日に分けて実施した。課題を実施するブースを11か所設け,11か所同時に課題を実施し,全てのステーションにSPを配置した。各ステーション7~8名の学生が受験し,SP1~2名で交替しながら対応した。評価者は教員を2名配置した。課題の内容は,「リハビリに行く準備としてのバイタルサイン測定場面」とし,課題は両日とも同様とした。実施時間は11分とし,その間SPは患者を演じ,終了後にフィードバックを実施した。フィードバックは,学生,SP,教員2名の順とし,計5分間とした。当日は,SPの体調不良や不慮の事象に対応するため,SP支援WKの教員1名を,SP担当として配置した。両日とも終了後に反省会を実施し,SPからの意見や感想を確認した。2)看護OSCE参画後のSPに対するアンケート看護OSCE終了後に,参加したSP22名に看護OSCEに関するアンケートを実施し,22名全員から回答を得た。看護OSCEでのSP体験については,全員が「とても良い~良い」と回答した。演技の難易度については,「簡単」55%,「どちらでもない」27%,「難しい」18%であった。自由記述では,「大切な医療者育成に貢献できることを大変うれしく思う」,「学生が患者の気持ちを知ることは大事で,模擬患者としても感じたことを話せるのは有意義だと思う」,「自己を見つめ直し再確認し,自分の視野を広げることができる」,「日常の自分から少し離れ,緊張感を感じたり,想像力を鍛えたりできる良い機会」などの意見があった。5 SP活動の振り返り1)意見交換会SP活動に関する1年間の振り返りの場として,意見交換会を実施した。登録SP25名に案内を出し,15名が参加した。看護OSCEにおける学生の学びの報告を行い,SP一人ひとりから感想・意見を聞き,全員での意見交換を実施した。SP活動に関するアンケートを実施した。2)SP活動に関するアンケート意見交換会に参加した15名にSP活動に関するアンケートを実施し,15名全員から回答を得た。回答者の内訳は,男性6名,女性9名,年齢は50歳台1名,60歳台9名,70歳台4名,80歳台1名であった。SP応募の動機(3つまで回答可)は,多い順に「学生の役に立ちたい」60%,「興味があ60%った,「」自分のためになる」47%,「社会貢献できる」34%,「人との出会いがある」20%,「学生に患者の気持ちを理解してほしい」14%であった。講習会の回数については,「ちょうどよかった」87%,「少なか13%であった。った」講習会の内容が看護OSCEでの演技の役に立ったかという問いには,「役立った~少し役立った」93%,「あまり役立たなかった」6%であった。今後のSP活動については全員が継続して参加したいとの回答であった。3)謝金SPへの謝金については,講習会千円,看護OSCE当日三千円,意見交換会千円とし,別途交通費を支払った。6看護OSCEを受験した学生からの反応1)看護OSCE後の学生へのアンケート看護OSCE終了後の学生へのアンケート調査では,看護OSCEが今後の学習に役立つかどうかについて98%の学生が「役に立つ~やや役に立つ」と回答しており,また自由記述では,「とても緊張したが,普段の実習室での授業より実際に病院にいるような心持ちで試験を受けることができた」,「実際の患者さんと接しているみたいだったので,自分の今の状態を正確に知ることができた」,「普段学生同士で練習や振り返りを行っていても,甘めの評価や自分たちなりの振り返りしかできていないので,患42