ブックタイトル同志社看護 第2巻

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概要

同志社看護 第2巻

脊椎手術後固定装具装着をした患者の日常生活動作における体験表5腰椎固定装具装着患者の要約的内容分析表結果5腰椎固定装具装着患者の要約的内容分析結果カテゴリー(8)サブカテゴリー(22)コード(48)してはいけない動作の指示を守っている腰を曲げたりねじったりしないように言われている9腰を曲げたりねじったりする動作は怖くてできない3医師や看護師に言われたことに従っている8コルセットを外しているお風呂では絶対立たないように気をつけている3腰部安静に伴う禁忌肢位の遵守体をねじれないためお尻が洗いにくい2前屈みや腰をねじる動作はできないお尻に手が届かず拭きにくい711前屈みになれないため、洗面や髭剃りがしにくい2してはいけない動作をすることがある16ベッド上で横向きになって食べたり飲んだりする4腰部安静に伴う食事動作側臥位での食事動作の困難感横向きの食事は食べにくい3の困難感7串刺し食での食欲不振串刺し食では食欲が出ない33コルセット装着していると安心して動くことができるコルセットをしていたら安心して動くことができる1717コルセッ装着により動作が制限される18コルセットは圧迫感がある5コルセット装着の負担と安心感コルセット装着による不快感コルセットは汗をかいてかゆくなる918コルセットが当たる部分は痛みがでる4下着がコルセットに引っかかり下ろしにくい3コルセット着脱にはコツがある脱履しやすいようにパンツとズボンの位置を調整する211コルセット着脱にはコツがいる6転倒する可能性を認識している転びそうになるときがある36転ばないよう看護師に見守ってもらう3歩行時に転倒しない対策靴が脱げないように履けていることを確認する2転倒しないように対策をとっている転ばないように手すりや壁につかまって歩く616転ばないよう歩行器や杖を頼りに歩く8歩行器を使用することで活動範囲が広がる歩行器を使うことで活動範囲が広がる77歩行器を使用するときの歩行器では狭い所は歩きにくい7注意人や物に気を付けながら注意して歩いている廊下では人にぶつからないように注意して歩く514人とすれ違うときは相手が通り過ぎるのを待つ2術後は創部と足の痛みがつらい術後は生活の不自由さよりも痛みがつらい59使っていない筋肉やかばった足に痛みがでる4手術による身体への影響足の筋力低下がある足の筋力が低下した66術後は足の痛みはないが痺れが残っている手術をすることで病気による痛みがなくなる514手術後も足の痺れが残っている9靴は履きやすいように置いておく4工夫して腰を曲げずに靴を履く履きやすい靴を履く29腰を曲げないように靴を履く3腰を曲げたりねじったりせずに物を取る下の物をとるときは火ばさみを使う813禁忌肢位のための日常腰を曲げたりねじったりしないように手の届くところに物を置く5生活動作の工夫お風呂では背中を伸ばしたまま体を洗う3腰を曲げずに体を洗う7足先は柄付きブラシを使って洗う4ベッド柵をもって横向きになってから起き上がる4ベッド上側臥位から座位は腰をねじらないようベッド柵を使う腰をねじらないようベッド柵を使ってベッドに戻る310体の向きを変えるときはベッド柵を使う3自分でできないことは無理をしない4日常生活は看護師の介助を得ている日常生活動作のサポート身の周りのことは看護師に手伝ってもらう26自分でできることは自分でする自分でできることは自分でする99記述数235010642221293915腰部の発汗に伴う掻痒感や,コルセットの接触部に疼痛が生じるといった不快感を随伴症状として述べていた。さらに,コルセットは慣れるまでは着脱や締め具合の調整が難しく,着脱にはコツがいると感じていた。4【歩行時に転倒しない対策】:このカテゴリーは〈転倒する可能性を認識している〉〈転倒しないように対策をとっている〉の2つのサブカテゴリーで構成された。患者は術後の筋力低下や下肢の痺れによる転倒の危険性を認識しており,転倒する危険性があるときは看護師に見守りを依頼していた。また,転倒の原因とならないよう,靴をしっかり履くことができているか歩行前に確認をしていた。さらに,歩行する際には歩行器や杖に頼ったり,壁や手すりにつかまるといった,転倒を予防するための対策をとっていると述べていた。5【歩行器を使用するときの注意】:このカテゴリーは〈歩行器を使用することで活動範囲が広がる〉〈人や物にぶつからないように注意して歩いている〉の2つのサブカテゴリーで構成された。患者は手術後2日目から歩行訓練が開始され,1週間程度で歩行器を使用した自立歩行により活動範囲が拡大する。一方,コル25